武器があっても使えるとは言っていない
目が覚めると…
意識が戻っていく感覚……それと同時に外の温度に目を覚ます。
「……あ、暑い」
暗い洞窟?に入っているのにまるで炎天下の中にいるようだった。
「どうやら、うまく転生?できたようだな」
身なりを見ると良くあるゲームの村人のような質素な服を見に纏っていた。
立ち上がって、少し外を見にいくと、外は木々が鬱蒼と生えておりあまり遠くまで見通せない森のようだ。
「……まだ、洞窟の中のほうが涼しいか……」
そんな独り言を漏らしながら戻ると、麻袋と紙が置いてあった。
紙の方を先に見ている。
〔コウノゲンヤ様へ
何をすれば良いか分からない時のための方針を書き記しておきます。
・あなたの種族はその世界では隠すことをオススメします。
・もし、何か分からない事は心の中で問いかけてください。
・そこから街に行くのであればその洞窟を真っ直ぐに進めば道があるのでそれに沿って進んでください。
・一応身分を証明するものを袋に入れておきました。
少々お見苦しい文章となりましたが、コウノ様がこの世界を生きていくことを応援しております。
ルドゲスより〕
「…なにから何までありがたいな…」
とりあえず、種族がおかしいらしいからステータスを開いてみる。
「は?」
[名前]コウノゲンヤ
[種族]神族
ここまでは少しだが理解できた、神族というのが多分まずいのだろう……しかし、それよりも…
[スキル]火属性魔法 水属性魔法 風属性魔法 土属性魔法 光属性魔法 闇属性魔法 無属性魔法 生活魔法 召喚術 精霊術 聖霊術 付与魔法 混合属性魔法 時空間魔法 創生魔法 体術 武術 生存術 神眼 神託 鍛冶 料理 錬金術 調薬 隠蔽 言語……………
「多すぎる!!!」
なんだこれは!?なんだんだ!?
俺は最初の少ないスキルを少しずつ少しずつ増やしていくと思っていたんだが!?
一体何が……
(あーあーマイクチェック……質問頂きましたので回答します)
!?
(私はスキル:神託です。
今回はなぜこんなにスキルが多いのかに対して回答させていただきます)
あ、はい
(先程出会ったお2人が最悪のケースを想像した結果です)
どこまで心配症なんだよ…
(申し訳ございません、すでに身体に定着したスキルは変更できませんのでご了承ください)
分かりました……そういえば魔法はどう使えば?
(それについては、スキル画面をタップしてもらえれば呪文が出ます。
後はその呪文名を口に出す等して頂ければ発動します。)
へー、そういえばHPとかMPとかは?
(HPはゲームではないので有りません。
MPについてですが、種族が種族なだけにMP量が多すぎて表示すると見難いため、私がお教えします。
なお、只今のMP量は1,000,000,000,000です)
1兆…多い
(ちなみに本来ならレベルも表示されますが神族にとってレベルは無意味な為表示されません)
レベル……
(他にありませんか?)
ステータスの偽装ってどうやれば?
(偽装、隠蔽等を使用すればできます。
こちらで設定しましょうか?)
あ、ではお願いします
(かしこまりました…………………これでどうでしょか?)
[名前]コウノゲンヤ
[種族]人間
[レベル]6
[スキル]体術 生活魔法
(これでよろしいでしょうか?)
はい、大丈夫です、これからよろしくお願いします
(はい、こちらこそよろしくお願いします)
「…さて、少し魔法を使ってみるか」
風とか土が無難なのだろうが、ここはスゲェ気になる召喚術を見てみるか。
[召喚術]
召喚 従属 中位召喚 上位召喚 特位召喚
………まあ、全部覚えてるだろうなぁ……神託さーん
(はい)
召喚術の中位とか上位、特位召喚って何ですか?
(普通の召喚と違い大量のMPで強いモノを召喚します
中位では、ゴーレムレベル
上位では、ワイバーンレベルです。
なお、特位召喚は上位召喚より強いモノを一時的に召喚します)
なるほど、ありがとうございます
まあ、俺が1から始められないなら、召喚したモノを育てて強くしていこう……まあ、スキルが強くても俺自体は弱いからな。
「召喚!うぉ!眩しい!?」
俺がそういうと同時に光で視界が明るくなる。
少しして光が収まり、視界が戻るとそこには定番のスライムでもなく、可愛いウサギでもなく、二足歩行の緑色の肌を持つ少し厳つい顔を持った人?だった。
「ゲ?」
「ナニコレ…」
(ゴブリンですね、魔物の中では知能はそこそこあり、集団で生活しており、武器を与えればそつなくこなす魔物です)
「ゴブリン」
「ゲ!」
「え、ええっと…」
(魔物言語を有効にしますか?)
「お願いします」
(かしこまりました)
「よ、よろしく?」
「!よろしく!よろしく!」
嬉しそうにジャンプするゴブリン……実にシュールだ。
「次は従属を使えばいいのかな?」
(従属は名前を与える事で発動します)
「名前……ガイア…でどうだ?」
「?……!ガイア!ガイア!」
「おお、気に入ってくれたか。
俺の名前はコウノゲンヤ、ゲンヤで良い。
よろしくなガイア!」
「ゲンヤ!よろしく!」
そう言って右手を差し出すと、ガイアは左手を出し握手する。
ゴブリンの手って少し細いな…。
「とりあえず、これで良いとして…そういえば、麻袋に何かあるのか?」
麻袋の中を覗くと、真っ暗で中が見えない?
???
(その麻袋は空間魔法を付与されていますので、手を入れれば中の物を探し出せます)
へー
言われた通りに手を入れると何故か何があるか分かる…。
剣に…地図…寝袋…携帯食料…替えの服…傘…ん、なんかカードっぽいのがあるば………。
とりあえず、地図と武器……俺に剣使えるかな…。
「よいしょ…やっぱり重くて振りにくいな…ガイアいるか?」
「?」
「まあ、俺は振りにくいから使ってくれ」
「!わかった!」
剣を渡すと細い腕なのに元気に振っていた。
ゴブリンってスゲェなぁ……。
地図を見ると赤い点があったり記号があった。
赤い点は現在地か……。
後はカードがあったな、ええっと…。
あったあった…おお、名前が書かれている!
って、名前だけかよ、こんなんで大丈夫か?
「まあ、良いか、
よし!とりあえず、街に行くとしよう!」
「オー!」
とりあえずの方針を決めて、街についてから本格的に考えよう!
はい、チート要素デース
ちなみにスキルは全て覚えているため、後々今回表示したスキル以外も出てきますが、『設定は生やすモノ』と言う事でここは一つお目こぼしを。