表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
16/32

16、差し歯



門を潜り庭を抜け玄関を開け螺旋階段二階奥の部屋ドアを開ける。水晶球の向こう側、長い黒髪の女が机に突っ伏している。



「おい、起きろ」


「ん?」


「ん?じゃねーだろ!起きろ!コラ!」


「あ!あなた、」


「碧海を何処にやった?」


「さぁ?除霊しただけで、行き先まではちょっとー???」


「探せ」


「ハァ?」


「その水晶球何のためにあるんだよ!」


「え?これは、荒稼ぎの・・・ゴホン!占う為よ!」


「占え」


「やな感じ!占っても良いけどねー、高いわよ!このケースなら、八万ね!」


「おう、占え!」


「え?いいの?八万?」…イエス!差し歯代ゲットか?…


「早よ占え!」


「精一杯占わさせて頂きますね。では早速」…キャー!差し歯代!ゲットー!ヤッタァ!…


「ムムム、ムムムムムム、ムムムムムム!ムン!ポン!出た!」


水晶球に映し出されたのは、ん?んん?これは?


「ほうほう、この女の霊魂、渡り歩いてるわね」


「どういうこった?」


「ほほう、」


「どした?」


「まぁ、暫くは忘れることね。あなたはあなたのやるべき事を、やればいい。頑張って」


「どういう事だよ!」


「そのうち、分かるわ」


「・・・」


「忘れないでね・・・約束。・・・・・・八万円」


「今はこれしかねーんだ、そのうち払う」


ジャラジャラ、ジャラジャラ。


「一、二、七、十、はい。千二百三十円」


古ぼけた洋館に女の叫び声が響いた。




「差し歯ーーーーー!!!」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ