第8話 始まりそして…
ここは地球とは遠く離れた星モスコミュールス
その星の中で最ものどかで人や神様、精霊や天使などいろいろな種族が穏やかに暮らす街
テキーラサンライズン
しかしその街にはかつて全宇宙を掌握し恐怖のどん底に陥れた大魔神ゼウスが闊歩している
ベ「ゼウちゃん、おさんぽ行くよぉ」
G「わん、わん、はっ、はっ」
ベ「うふふ」
ア「パチン、パチン」
G「ハエ叩き二回ゴミ捨てか
我も捨てるか?」
ア「ん、お願い」
G「おっふ、相変わらず辛辣」
デ「スネがいいのぉ、くるぶしぃ?」
G「ふぅぅ、ふぅぅ」
デ「やっぱりアゴォォォォ」
G「ふぅぅぅぅ♡♡♡」
二「………馴染みすぎでしょォォォォ」
G「どうした?貴様もいつもの様にやらんのか?」
二「そうね、いつもの様に…
何もやんないわよ失礼な
あんたはいったい何をやってるの?
犬?物?
終いにはデネブさんのあの状況何?
何を目覚めさせてるの
馬鹿?馬鹿なの?
どうでもいいけどもう死ねよ」
G「そうだそうだ、いつもの様にもっとなじれ
それこそ我が至福」
二「やってない、そんな事
あんた前回絶望がどうとか言ってたじゃない
むっちゃ笑顔じゃん、むっちゃ使いこなしてるじゃん
デネブさんに至っては新たな扉開いてんじゃん、覚醒しちゃってるじゃん
どこが絶望?絶望って何?
どうでもいいわ、もう帰れ」
G「絶望してるでわないか」
二「誰が」
G「貴様が」
二「っっってるわよ、この状況に
あんたに対してでなく、だいたいナレーション
あんたも適当なフリを出すなこの馬鹿が調子付くじゃない
何が覚悟?誰が闊歩してる?四つん這いになって走って流だけじゃない、何で完全な犬?忠犬何公、ゼウ公?
知らないわよそんなの」
G・ナ「なんかごめんなさい」
二「謝っちゃったよ、謝るくらいならもう帰れよ
このダメ神が」
G「だが断る、だかことわぁぁぁぁる
だいたい我はダメ神でわない、強いて言うならマゾ神、いやマゾゴッド
略してエェェェム・ジィィィィ」
二「うっさいわよ、もう自分が神である事を全種族に謝ってこい、今すぐ」
G「任せておけ」
二「行くなぁぁ多大な迷惑だ
あんたは近づく事すら悍ましい害虫って事を知れ」
G「それにしてもいい罵倒だったぞ、実にゾクゾクした」
二「はっ、しまった
やらかした」
なんだかんだでGの思惑通りになっているニキィだった
楽しそうじゃん
二「黙れ」
第8話
始まりそして… 完