第6話 集結
「入るよアルタイル、食事に招待してくれるなんて何かあっ」
入って来たのはデネブだった
そして部屋の惨状を見て言葉を失った
涙目で座っているニキィ
笑顔で何者かにフライパンを押し付けてるアルタイル
亀甲縛りで吊るされてる謎の存在
そして聞こえた「死ぬ?」
何も言わずに扉を閉めるデネブ、さながらアルタイルに相談する前のニキィの様に
しかしニキィと違いその場にしゃがみ込み大声で
「どぉぉぉなっっってるのぉぉぉぉぉ」
その叫び声はさながら全宇宙に響きわたりそうな程の叫びだった
その叫びを無視するかの様に扉から顔出すアルタイル
「いらっしゃい
ごめんね、ご飯まだ出来てないから部屋に入って待ってて」
あまりのあっけからんな表情で部屋に招くアルタイルを見て幻でもみたのかもと思い多少の不安を残しつつ部屋に入った
「びばびぶびばば、べべぶびょ
びばばぼぼぼぼべばびびょぶばびびびょぶ」
(久しぶりだな、デネブよ
貴様もこの部屋に招待しょう)
口が腫れまともに喋らない、いや喋ろうとしない亀甲縛りの謎の男
それがゼウスと知りやはり言葉を失うデネブはゼウスに指をさしながらアルタイルの顔を見た
「あぁあれ?なんかウチのオブジェになりたいらしいの
あれだけは汚いけど上がって上がって」
「ふぅん、言葉責めか?良いぞ良いぞ」
状況を飲み込みきれないデネブをよそに新しい客人が
「アルちゃんご招待ありがと〜
……ゼウス、どうやってここに、いいえここにはみんなが集まる
デネちゃんも来てくれたらきっとあなたなんて」
「ちょっと待って私はもう居るし、それ以上に何であの状態のゼウスを見て驚かないの?」
自分の存在に気づかず、ゼウスを見て冷静に対処しようとするベガに対して意識を取り戻しツッコミを入れた
「あ、デネちゃんこんにちは〜
実はゼウスはウチにいるはずなの
それが何故だかここに居る
でもみんなで力を合わせればきっとまた倒せるよ」
「ちょっと要点がまとまってないから詳しくはニキィから聞こう?
その前にご飯作っちゃうね」
置かれている状況を整理するためにアルタイルは皆を冷静にさせた
第6話
集結 完