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第5話 言葉の重み

自宅へとニキィを連れてきて自室の扉を開けるアルタイルは当たり前の様に吊られているGを無視して部屋でくつろぎ始めた


「どうしたのゆっくりしてきな」


しかしニキィは部屋の中心にぶら下がってるGが気になって仕方ない何せ自身達の敵がドM態勢で存在しているのだから


「そっか、お腹空いたのかあれだけ走った後だからね

待ってすぐ作るから」


「ここまでシカトを決め込むとはアルタイルよ貴様もなかなかの」


「ゼウス、ちょっと通るよ」


「あ、はい」


あまりの異様な光景、異質な空気に完全に黙り込んでしまったニキィ


これはつまり無視をし続けろと言うことなのかと考え込んでしまう


「ふひひーこう言うのもまた悪くな」


「ゼウス、あんたもなんか食べる?」


「あ、お構いなく」


「それと今からみんな来るからゼウス

あんた部屋を掃除しといて塵一つ残らない様に」


「…よもや貴様は我を奴隷扱いする気か?

はぁ、はぁ許さんぞ、はぁ絶対に許さないんだからな、はぁ」


「キモイなぁ、あんたもそこに吊られるつもりなら仕事しなさいって言ってんの」


「なるほど心得た」


そう言うとGの体は黒光り、いやいや輝き出し部屋にある家具、フローリング、壁、天井に至るまで全て新品以上に綺麗になった


「ほへぇ、凄いわねこれ

あんたなかなか使えるじゃない」


「こんなことは朝飯前だ

ついでに服や下着までも」


アルタイルはGの言葉を遮る様に熱されたフライパンを口に当てにこやかに一言


「死ぬ?」


そうしてる間に部屋前に新たな人影が現れた


第5話

言葉の重み 完


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