第3話 闇からの招待状
ゴゴゴゴ
「さぁベガよ、どこからでもかかって来るがいい」
(ふぁふぁふぇふぁふぉ中略)
ドゴッ!!
延髄蹴りからの投げっぱなしジャーマン
「あんた、そもそもちゃんと喋れるなら最初からそうしなさいよ、マジで殺すわよ」
「ふふ、ふぅふぉふぁ中略」
(ふむ、躊躇なく急所を突いて来るあたり今のは本気の様だな……だが我は不可能を可能に出来るもの、浄も不浄、生も死も、我自身の事さえも、全て我の想うが)
ギロチンチョークからのDDT
「死ね」
「」
(確実に首を折りにくる姿勢、良いではないか良いではないか)
「そ、そんな、ニキィちゃんの攻撃がまるで聞いてないなんて
いいえ、でも諦めちゃダメよニキィちゃん私たち2人でやればきっとゼウスを倒せるわ」
「ベガも加勢するか、いいだろう
であれば貴様から奪った力を返してやる」
ゼウスはベガに力の譲渡を行なった
「ただ返してはつまらんからより強い力にして返してはやった
これで我が下にくだ」
「クリエイト・ニョルニルハンマァァァ」
とてつもない威力で半径2キロの範囲を焦土と化した
「やり過ぎちゃった、ゼウス以外は元に戻すね
”タイムズクリエイト・パースト”
でもこれだけやれば、ゼウスだってきっと」
「…………悪くなぁぁぁい、良いぞ良いぞ
我が言い終わる前に潰しに来るぅぅ
貴様も才能の塊の様だな我が目に狂いは無いようだ
さぁもっとだ今のままではまだまだ足りん、もっと打ち込んで来い・打ち込め・もっと熱くなれよォォォォ」
「一つだけ聞かせて、何故あなたはニキィちゃんに攻撃を求めたり、私に力を返したりするの?
まさか自分の悪事を改心して、一からやり直す気でもあるの?」
「かいかぶるな、我はいずれまた世界を掌握する
だが貴様らをライバルと認めたのも事実だ、しかし今の貴様らでは我には遠く及ばないのもまた事実
ならば貴様らを我自身が鍛え、そしてその力をさらに超え我が世界のトップに立つ
だから今は何も考えず打ち込んで来い」
「わかったわ、なら私も手加減しない、行くわよ」
「こいやぁぁぁ」
コソッ
「あの、私は帰りますね」
少し小走りで逃げるように帰宅しているニキィ
「ベガさんには本当に悪いことしちゃったなぁ
今度ちゃんとした解決策を用意しなくちゃ」
それでもニキィはやっとGから解放され一安心して自室のドアを開けた
「ふぉふぁふぇふぃ」