第23話 儲かりまっか?
王都
謁見の間
王「何?勇者が現れただと」
大臣「はい、今こちらに向けて旅をしているとの事です」
王「またかよ、これで何人目だよ
勇者は
だいたいなんでわしが狙われなきゃならないの?
わし王様だよ」
大臣「はい、これで勇者は32人目でございます。
王様が狙われる理由もやはり今王都で起きている謎の瘴気は王様が原因だと言う噂の為でしょう」
王「だからそれはわし関係ないっと何度も説明したじゃん
それにわしそんな悪い事すると思う?」
大臣「そんな事を思うわけありませんよ
せいぜい王様の悪事はひたすら女ったらしくらいなものです
と言うかキャバクラ通い過ぎです
なんですかキャバクラ通いの王様って」
王「だってまなちゃんめっちゃ可愛いんだもん
見てみこの写メこんな顔近付けてのツーショット」
大臣「いいえ許しません、まなちゃんは私のものです。
まぁあと王様が狙われる理由は最初の勇者を倒しちゃった事も原因でしょうね」
王「だってあいつ全く話を聞いてくれなかったじゃん
問答無用で切りかかってきたじゃん
わしだって死にたくないっての
ってちょっと待って大臣
お前もまなちゃんに会いに行ってるの?
ふざけんなお前、まなちゃんはぜってー渡さねぇからな」
大臣「いくら王様が昔、魔王を倒した英雄だとしてもちゃんと話し合うべきだったんですよ
何の為の謁見の間ですか
あれで完全に王様が悪役になった訳ですからね」
王「いやおいまなちゃんの話を無視するな
お前ゆいちゃんがいいって言ってたじゃん」
大臣「それで、今回の勇者はどうされるのです?」
王「ん?結局原因究明の力になってくれるならいいけど
今までのみたいに足手まといにしかならない実力ならかえって邪魔だしなぁ
今回も死なない程度に実力試して大丈夫そうならここに連れてくるって事で」
大臣「そしてボコってまた悪名が広がると」
王「え?なに?
そこでも悪い噂になってんの?」
大臣「もちろんですよ」
王「おいおい、やっぱダメ
中止
何もせずに帰ってもらえ」
大臣「大丈夫ですよ、今回は
なにせあのドラゴンの護りし剣を持ってますから」
王「なんだとって事は藤波社長に気に入られたって事
可能性の塊じゃねぇか
すぐにここに連れて来い
原因究明の役に立つかもしれん」
大臣「分かりました
瘴気の正体は判明してますから何の役に立つのか分かりかねますが
連れてまいります」
王「は?」
ついに悪政王の前に立つ勇者である俺
そして知らされる真実
一体どうなってしまうの
次回
魔王復活




