第22話 よっちゃんイカ
俺は悪政王を倒す為に旅に出て1週間
多くのモンスター達を倒しとてつもないレベルになっていた
ス「やっぱ俺は勇者だな
こんなに強くなるなんて今となったらドラゴン藤波だって倒せ…やめとこう
奴なら急に現れるかも知れないし」
?「あの、」
ス「ぎゃぁぁぁ」
?「わぁぁぁ」
ス「ぁぁぁって、ただのじいさんかよ
ビックリさせんなよ」
老「すみません、まさかあんなに驚かれるとは」
ス「おおお、驚いてねぇし
ちょっと小声で、わっ、ってなっただけだし
ところで何の用だ?」
老「あ、そうでした
実はこの近くの村にどんな重い病気や怪我もすぐに治してくれると言う女神様が居られると噂で聞いたもので
探して居るのです」
ス「そんなすごい奴が居るのか?
ならば、勇者であるところの俺が護衛も兼ねて一緒に探してやろう
この辺は凶暴なモンスターが多いからな」
老「それはありがたい
凶暴かは置いといてモンスターは厄介ですからな
後ほど護衛料もお支払いしますよ」
数時間後
老「あのモンスターどころか生き物にすら合わないで街に着いたのですが
その上何度も道に迷って」
ス「モンスター共め
勇者である俺を恐れて逃げ惑い罠を仕掛けるとは
卑劣な」
老「あぁ、そっすか
とりあえず女神様のところに行きますか」
村人「ようこそ女神の住む街クラスタへ」
ス「その女神とはどこに居る?」
村人「ようこそ女神の住む街クラスタへ」
ス「あの」
村人「ようこそ女神の住む街クラスタへ」
ス「同じことしか言わねー
チクショー別の奴に聞くぞ」
村人「女神様なら教会にいるよ」
ス「教会はどこにあるんだ?」
村人「女神様なら教会にいるよ」
ス「またかよ
別の奴んところに行くぞ」
村人「教会ならここを真っ直ぐ行けば着くよ」
ス「ふん、すぐに話がしたいんだが」
村人「どうだろうねぇ
なにせ行列の出来る女神様だからねぇ」
ス「喋れんのかよく
今までの奴らなんだったんだ
もういいよちゃっちゃと行こう」
?「その心配は要りませんもう来てますので」
ス「な、なんだと
じゃあお前が?」
?「はい、女神の担当マネジャーです」
ス「女神じゃねえのかよ」
キ「やめて下さい神父さま
私なんかのマネジャーだなんて」
ス「ってやっぱいたのかよ」
キ「はい、私はキャスターと言います
あなたが勇者様ですね」
ス「お、おう
まさか女神にまで知られているとは俺の名声は留まることを知らねぇな」
キ「はい、藤波辰爾さんからご連絡を頂きましたので
勇者様、私を旅の一行に入れて頂きたいのですが
今、王都で起きている状況
私は黙って見て入られません」
ス「はい
たらららたたたたんたらららたらららたんたん♪」
キ「な、なんですか急に」
ス「いや、なぜか
はい
しか喋れなくなっていきなり頭の中にメロディが流れ出して
んで歌ってしまった
なんなんだいったい」
老「今のは仲間になった時の音楽だぞ」
ス「じいさんいたのか、それよりなんでそんなに詳しいんだ?」
老「そんな事よりわしの話を聞いてくれ女神様
実はわしの村が大変なんだ」
キ「どうなされたんですか
もしかして王が?」
老「そうなんです、王様がああなってからわしは怖くて怖くて
朝起きると尿漏れが酷いんです
助けて下さい
わしの、わしの下のお世話よろしくお願いします」
ス「なんだその願いは
ただただ最低な奴じゃねえか」
キ「わかりました」
ス「わかったの!!」
キ「では膝をつき祈りなさい」
老「はい、女神様」
キ「”版波ー酢”」
ス「今、商品名言ったよ
これ、いいの?」
キ「これで夜の尿漏れも安心ですよ」
ス「なんか急に不安になってきた」
一抹の不安を持ちながらも共に旅をする仲間が出来た俺は今一度、王都へ向けて旅立った
しかし王もまたそのその動きを知り兵を勇者の下へと兵を送るのであった
次回
激突!




