第2話 新たな目覚め
ゼウスを倒し平和が戻った世界だか、今ニキィの自室には異様な空気が流れていた
「ふぁへぇふぁふぁ、ふぁあふぁふぃふぃふぁふぃふぇふふぉふぁふぃふぇふぉ」
(帰ったか、さあ第2回戦を始めよう)
そう、そこには亀甲縛りに玉口枷を咥えて部屋に吊るされている大魔神ゼウスの存在だった
あまりの状況にニキィは逆に冷静に本を読み始めた
「ふぉふぉふぉふ中略」
(この状況でスルーをするとは、流石だな
だがそれすら我の望む所)
ゼウスは目覚めてしまったのだ、小娘が自分に与える痛み、いや快楽に
「ふぁふぁふぁふぇふぁふぇふぁ中」
(だが我々は戦う運命にあるのだ、なぜなら我はまたこの世界を我が物に)
ビシッ!!!
ニキィはゴキ…いやGを潰すかの如く本を丸めゼウスを叩いた
「うるさい」
「ふぃ〜ふぉ中略」
(いいぞ、その調子だ
その冷え切った目、軽く叩く嫌々さ、それでこそ我がライバルだ)
ビシッ!!!
もう触れる事すら嫌になっているニキィだがどうしても解消して起きたいことはある
「一度だけ聞いてあげるから答えて、どうやって私の部屋を知って、どうやって侵入室、ついでにどうして縛られて吊るされたの?」
「ふ中略」
(いっぺんに聞くとはなかなかわかっている出ないか良いぞ良いぞぉ
我の能力、全能ならば不可能など無い、もともと不可能を可能にする力だからな)
全力アッパーからのギロチンチョーク
これは言った言葉からの怒り…では無く何を言ったのか分からない怒りで玉口枷の破壊の為の攻撃である
「これで答えられるでしょ、ちゃっちゃと答えてちゃっちゃと帰って」
「中略」
(今の痛み、凄くいいもっとだ、もっと、もっと来い)
…全力アッパーからのアックスボンバー
破壊したはずの玉口枷の再度破壊と単純なストレス発散
「中」
(いい、実にいい、どんどん来い)
……全力アッパーからのドラゴンスクリュー
「」
(はぁぁぁ♡♡♡これだこれサイコー♡♡♡)
「もういい、このGはとにかく捨てよう」
ポーイ!!!
窓からGを捨てよう綺麗になった部屋に振り向いた
「
(窓から捨てるとは、本当にいい資質だ)
「すでに居る…あぁあなた不可能を可能にする力だったもんね」
か
(ようやく理解したか、そしてこれを繰り返す我もまたS)
「いやどう見てもあんたはドMよ
マズイ言葉を理解でき始めてる
もういいわちょっと買い物して来るからそこに居て」
ニキィはすこぶる冷静に買い物に行く、と見せかけてベガの下へ駆け込んだ
「ベガさん助けて、理由を聞かずに今日ベガさんの部屋に泊めて」
天然だが優しくて寛容でニキィにとってお姉さんの様な存在だったのでベガに助けを求めたのである
「どうしたのニキィちゃん突然、ん〜でも困ってるならいいよ」
いきなりだが困ってるニキィを放っては置けないベガは自室へとニキィを招いな
「」
(これが新しい部屋か悪くない、さぁ続きをやるぞ)
やっぱりいる、1匹見たら60匹は覚悟しなければ行けない存在、それこそがG
「ゼウス、何故ここに居るの?
いいえそんな事は関係ない、ここで私があなたを倒す」
「
(ベガよ、貴様如きが全能である我を倒すと?
笑わせる
まぁ試してみるがいい)
睨みを利かす2人
この戦い、一体どうなってしまうのか
「いや、冷静に話を進めないでGは亀甲縛りで吊るされてるんだから」