第11話 輝き
ここは、
二「あ?」
ここ
二「チッ」
こ…もういいです
行ってください
二「何かいい方法ないですか?アルタイルさん」
ア「と言われても難しいねぇ
私は狙ってこうなった訳じゃないからねぇ」
二「え?でもデネブさんは正直もう楽しんじゃってる気も」
ア「あれに関してはむしろ本人もしんどいと思うよ
デ『無理だよあんな気持ち悪いの扱えないよ
助けてよアル』
って泣きついてきた事もあったからね
でもあれを扱う事で私達は強くもなってるからもうストレートなドS目指しちゃえばって言った結果だし」
二「あれはアルタイルさんの発案だったんですか
ってちょっと待ってください、強くなってるって気付いてたんですか?」
ア「え?えぇまぁ
たまにあの置物消し炭にするからその時気付いたの
最悪、私1人でも倒せる様に思ってみんなには黙ってたけど」
二「待ってくださいよ私達仲間じゃないですか
1人で戦おうってなんで」
ア「だってベガはあの調子でしょ
ニキィとデネはあれの倒すイメージが出来なくなりそうだし」
二「う、確かに
でも1人で無茶はしないでくださいよ
私達も戦いますから
それにGを排除出来るなら無理を通してでも遣り抜きますよ」
ア「ははっ、そっかありがとう
私も少し気を張ってたのかも知れないね」
ア「えっと、それでゼウスの扱いだよね
ん〜いつもの投げ技は?」
二「正直それでもいいんですけど
太もも、二の腕、胸に対するセクハラ発言がホントに気持ち悪いんです」
ア「そっかぁ、じゃあ完全なシカト…では弱いか
う〜ん…とこで投げ技ってどれくらいの頻度でやってる?」
二「え?どうしたんですか、急に
えっと、1日に5、6発多い時で10発位ですかね」
G「よしわかったこの会話やめようこれ以上は不毛だ
帰って飯にしよう」
ア「ちょっとこのアホを黙らせる為に1発本気で殴ってみない?
今から別空間を作るから」
二「え?あ、はい」
G「ちょっと止めようか、そう言うのは良くないと思うよ我は」
ア「準備OKいつでもいいよ」
G「いや、ちょっ、だ」
ニキィはこの瞬間、今まで多くの人が受けた苦渋、多くの浮かばれない魂、何より自分の受けたストレスを全て拳に乗せゼウスへと放った
その瞬間、閃光が全宇宙を走った
…ボン、音にするとこのくらい、いやいやペチンッかも知れない
まぁ大した威力じゃないって事かな
ア「いてて、あぁビックリした
…っておいおいおい、別空間を作ったから良かったものの
ここどこ?真空だから宇宙?でも周りに星はないし
とりあえず元の空間に戻ろう」
パチンッ
ア「あっちゃ〜こっちも被害甚大かぁ
まぁ町半壊で済んだだけマシとしますか
ニキィ起きて戻ったよ」
二「ぷはぁ、一体ど」
デ「一体どうなってんのよ、何やったのあんた達は」
ア「デネ、無事だった?
町の人たちは大丈夫?」
デ「みんなは守護下にいたから大丈夫だけど
何をやってるのって聞いたの」
ア「いやいや別空間でニキィの力を試しただけ」
デ「試しただけって異空間の事象がこっちにも影響を与えるってどんな威力よ、それ」
ア「うん、軽く銀河系を消滅させる威力…かな
アハハ」
デ「いぃ?ありえんでしょそんなの
もう既にゼウス倒せるんじゃないの」
G「ふぅぁっはゲホゲホはっはっはー
き、貴様のパンチはそん、ぐふぁ
はぁはぁ、そんなものか」
デ「え?効いてる?やっぱ効いてる?
これは本体だよね?」
G「あ、あぁ確かに効いた
だがそれでも倒しきるのは不可のぶっ
はぁはぁ」
第11話
輝き 完




