疑問と期待
夢の内容をクラスメートに話をした主人公
だが友からの返答は出来すぎていると言う答えで
主人公の頭の中を疑問と恐怖が支配した
そんな時何処からともなく聞こえてきたのは
聞き慣れた優しく、愛おしい声だった…
「…ってな事があったんだよねー…」
あたしはその夢の事をクラスメートの友達に話していた
「え~っ!!それってあんたのストーカーの仕業じゃないの~?」
「そうそう!!それがたまたま夢と重なっただけじゃない?」
「ってか、こっわ!!」
あたしは友の言葉に夢と現実に対する疑問を感じた
確かに…あんな上手い夢はないよね…
でも、それでも友の言った通りストーカーの仕業だとしても
あまりにも上手いタイミングだ…
「気をつけなねー」
「う、うん…そうだね…」
トボトボと帰る帰り道
ソラの優しい顔と声が何度も蘇る中
疑問と不安が頭を過る
「僕の事、忘れないでね」
アレはソラなのか、それとも…
不安を抱えながら帰る道はとても憂鬱であり
友の言葉を思い出すと恐怖が押し寄せる
ソラであって欲しい…
アレがソラの物では無い
それならばあの紙切れと十字架のネックレスは何なのか
疑問ばかりが頭の中を支配する
そう思いながら歩いていると
何処からともなく聞き慣れた声が聞こえてきた
それはとても優しく、愛おしい声…