3/22
僕の事、絶対忘れないでね
夢の中で出会ったソラと
愛を育む主人公
だが…彼の言葉と共に夢の終わりが告げられる
目を覚まし現実に戻ってきた主人公
夢であることを再確認した瞬間
主人公は驚き、戸惑うのだった…
その夢の中では物語は一気に進む
気づけばあたしはソラに惹かれ
気づけばあたしはソラに愛を告げられ
気づけばあたしはソラの腕の中にいた
こんな事が続けば誰でも自分が夢の中にいると気づくだろう
『夢は願望』
誰かが言ったこの言葉を
今では誰もが口にする
「あぁ…そろそろ目が覚める…」
そう、あたしが思った瞬間に彼は言った
「ー…、僕の事、絶対忘れないでね」
ハッと目が覚める
「やっぱりアレは夢だったんだ…」
そう思い体を起こし一旦部屋の中の辺りを見回す
アレが夢だったのを再確認するように…
だがその瞬間あたしは驚き、戸惑う
何故なら机の上に見知らぬ紙切れと彼の物であろう私物が置かれていたからである