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君の名前と自分の名前
夢の中で出会った主人公と同い年くらいの彼の名は「ソラ」
主人公はその彼の優しく穏やかな瞳に声に惹かれる
だが…
主人公は夢の中で名乗った自分の名前が思い出せないのであった
彼と出会ったのは眠りの夢の中
彼は全く知らない人でそれが夢だと自分でもわかるような
だが、現実と重なるような妙にリアルな夢だった
「君の名前は?」
これが彼と交わした最初の言葉
彼の声はとても優しくて穏やかな声だった
あたしは彼の問いかけに自然と本名とは違う名前を名乗った
目が覚めて口にした自分の名前はいくら思い出そうとしても
まったく思い出せない…
あの夢はとてもリアルで再び現実で彼に出会えるのではないか
そんな期待をあたしに持たせた
「君の名前は?」
「○○です」
「僕はソラ。よろしくね」
「はぁー…」
誰だろう?そんな事を思いながらも
同い年くらいの「ソラ」と名乗る彼に
何故かあたしは気づかぬ内に
惹かれていた