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もう一度君に…
夢の中には「正夢」や「逆夢」
「願望」「理想」
色々ありますがこのお話はそんな眠りの中にある夢の中で
翻弄される
主人公と男の子を描いたラブストーリーです
あたしは高校生の頃不思議な夢を見た
それは凄く幸せな夢
でもその夢はとても幸せで切ない夢だった…
あの時に出会った彼の名は
そう…『ソラ』
「僕の事、絶対忘れないでね」
夢の終わりを告げる彼の最後の言葉
あの頃の夢を思い出すと今でも胸が締め付けられる
朝、目が覚めてあたしは彼の事を思い出し
頬を悲しみの涙が濡らす
「僕の事、絶対忘れないでね」
あの頃も今も
彼のこの言葉があたしの心を締め付ける
アレが夢だったなんて
思いたくなかった
信じたくなかった
彼が最後に残した言葉の意味がとても大事な言葉だったと
目が覚めて改めて思い知るのだ
もう一度…
もう一度でいい…
ソラに会いたい…