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第15話

瀋陽市しんようし


瀋陽市とは遼寧省の省都であり、清の時代を中心とした遺跡が多数残っている国家歴史文化名城に指定される観光都市であった。


今では彼等『連合軍』と敵対する『人道同盟』その対大韓連合・日本の侵攻を食い止める為の平壌と同等…それ以上の防衛要塞都市となったのだ。




その瀋陽防衛都市の上空を戦闘機『F-33J』サムライ、プラズマ爆撃機『B-22』コンバットボマー、戦闘機『Su-77』ターミネイト、焼却爆撃機『トゥマーンプラーミャTu-298』が瀋陽市に現れたのだ。


幾ら『戦闘行為をプログラム』されている連合軍兵士でも、やはりラグと言うものは必ずしも存在する。


ラグ自体は僅かな時間しか産むことは出来なかったが、その僅かな時間に出来るだけなるべく多くの対空砲を潰し、敵を焼き払わなければ行かない。


《此方AWACS スカイフェアリー、全機作戦を開始せよ》


《了解、此方ラガーリーダーから各機ラガーチームへ投下準備》


《ラガー1、了解》


《ラガー2、了解》


《此方シルキーリーダーから各機シルキーチーム爆撃準備》


《シルキー1、了解》


《シルキー2、了解》


《シルキー3、了解!平和の為に!》



《ラガーリーダーから各機ラガーチームへ、爆撃開始!》


《シルキーリーダーから各機へ、此方も爆撃機開始!焼き払え‼︎》


各爆撃機のハッチから無数のプラズマ爆弾や焼却爆弾が次々と瀋陽市に投下されていく。


戦争経験した市民や軍人がこの音を聞けば、誰もが震え上がりパニックになる、爆弾の落下音を瀋陽市に響く。


そして爆発


プラズマ爆弾が爆発したのであろう、青い爆発や焼却爆発が爆発しあたり一面を赤く燃やす。


一瞬にして、この要塞都市は戦場にして地獄となった。


《チッ!対空砲は生き残っている!》


《後何基だ!》


《三基!畜生、起動しやがった‼︎》


《全機ブレイクブレイク‼︎》


《이 자식!》


《그만해!》


《落ち着け‼︎……あぁぁ‼︎》


悪態を付きながら対空砲に突撃しようとしたターミネイトを止めようとしたサムライが対空砲に堕とされ残骸が街に落ちる。


《クソ‼︎爆撃機を下げろ‼︎此れじゃあ良い的だ‼︎》


サムライのパイロットが叫ぶ


爆撃機で破壊出来なかった三基の対空砲が火を噴き上空に火線を築く。


既にこの対空砲で二機の戦闘機が撃破された、爆撃機も対空砲に堕とさるのも時間の問題だろう…この瀋陽市侵攻作戦で爆撃機は失う訳には行かない…なら一刻も早くこの場を下げた方が良いが…


《此方スカイフェアリー、撤退は許可出来ない、繰り返す爆撃機の撤退は許可出来ない》


《なっ…!ふざっ》


けるなと言いかけたが…言うよりも早く残っていた対空砲が沈黙したのだ。


《聞こえるか同盟軍?此方レジスタンスだ、対空砲に手こずってるように見えたから制圧したが良かったか?》


突如同盟軍の通信に見知らぬ男の声が聞こえてきた


レジスタンス…確か密かに戦って居たと聞いたが…


《此方AWACS スカイフェアリー、支援感謝するレジスタンス》


《気にするな逆に感謝したいのは此方の方だ、頼む我々の国を取り戻す為に協力してくれ!》


《了解だレジスタンス、我々は元々その為にいる》












爆撃機部隊が街に対する梅雨払いが終わったすぐ後地上からこの街を制圧する為に歩兵部隊が来た。











「……ッ」


バッと飛び起きる、久しぶりにヘビに丸呑みされる夢より嫌な夢を見た…


《ドンナユメダ?》


言いたくないわ馬鹿


「大丈夫?随分とうなされてたけど」


そう心配しながら声をかけてくれたのは、緑の髪をした耳の長い…恐らくエルフの少女だった。


「いや、大丈夫さ」


「そう?其れなら良いけど…あっ私の名前はイリス・サキリスよ、宜しくね」


「あぁ宜しくイリス、私の名前はバレンシアだ」


《ワタシ⁉︎》


俺よりは違和感は無いだろう


「うん、宜しくねバレンシア……ようこそ万国へ!」

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