状況
どうにかお互い肝心の選択は選んでいない模様
「うーん、どうすれば良いのかな…」
カチカチ
「よし!凛これで平気よ…あ…平気だぜ!」
「どうして?お互いペアをつくれだの言われた
はずなのに…」
「凛、これを見てみろ!交渉成立だ!」
そこにはみのり自身の友達とのやりとりの末
向こうがおれた文までがのっていた
「ね、だから凛はいつもどうり自然体でいて
くれれば向こうが話しかけてくるから平気だろ?」
「じゃあ俺からも…わ私…からも友達に連絡して
みる…よ」
まだ口調が定まらないまま俺はスマホを取りだし
メールを打った
「俺…わ、私もできたよ光!」
メール文を見せると光は喜び手をとる
「さっすが!ありがとな凛!」
次の日
「「光君/凛ちゃんペアなろう!/ぜ!」」
早速昨日のメールの効果が出ていた
周りはどよめき二人は躊躇うことなく
「うん!」
一応二人が隠している秘密を知っている協力者ができ
常に傍に居るわけだけれど
___気まずい____
二人して初対面の人…それも異性とはまともに話した
事などなくどう接して良いのか分からずにいる
このままでは駄目だと思い勇気を振り絞った
「「…あの!」」
「「ん?何」」
「「えっと私達/俺達ってお互いの事まだ全然
知らないから名前だけじゃない自己紹介しよう?」」
「え?それでかしこまってたの?ちょっと、面白すぎ」
眩しい笑顔を見せてくれた
「あぁ!そうだよな初対面の相手とすんなり
仲良くなれる人なんてそんないないからな!
まぁそうかしこまらず気楽に行こうぜ、光!」
「じゃあ改めて私は橘 彩音
みのりとは大親友なの!後はなんだろう
スイーツ巡りが趣味なぐらいかな」
照れくさそうに笑ってくれる
「こちらこそ私は鷹崎 凛です みのりさんとは
知人止まりな感じだと思います
趣味は本屋巡りです…何か恥ずかしいですね」
「えっとじゃあ俺から自己紹介するよ
俺は影野 瑠衣!趣味はスポーツだ!
どんな種目でもって感じかな~
逆に苦手なことはじっとしてる事、
勉強とか正に苦手なんだよな~だから良ければで
いいんだけど勉強教えてくれ!頼む」
自己紹介からテスト勉強の教師を頼む辺り
自由だなーと感心する光
「俺で良ければ教えるよ 俺は斎藤 光
趣味は特にないかな~ まぁとりあえずよろしく」