二人の秘密
「そこの二人止まりなさい」
「生徒会長…」
怒られるのかなってお互い不安な表情で見合うと
クスッと笑う生徒会長
「怯えないでよ、別に私怒りに来たわけ
じゃないからね?
二人共お疲れ様」
「「お、お疲れ様です…」」
「高崎さんのおかげで決心がついたの
ありがとう」
「あの、俺も居るんですけど」
「あらごめんなさいね、でも安心して?
私純にしか興味無いから」
「…そうですか、だとしても距離感を弁えて
欲しいですね」
「光、結衣さんに突っかからないの
すいません…」
「いえ、私もからかいすぎちゃったから大丈夫よ
じゃあ私は行くわね」
それから数日
「おはよー春、みのりちゃん!」
「おはよう」
「おはよう!瑠衣くん」
「みのりちゃん可愛い〜!」
「おい、近づこうとすんな瑠衣」
「なんだよ春、邪魔すんなよ〜」
「おはよ〜!…ってどうしたの?」
「彩音おはよー!
さぁ?知らなーいそれより早く行こー!」
「え!みのりちゃん酷くない?
春お前のせいだからな!」
「はぁ?お前の自業自得じゃん!
って俺まで置いていくなよ!」
俺達の学校は見事共学になり
お互い新しい友人ができた
生徒会長が立ち去った後
「ねぇ、春くん」
「ん?」
「私達が付き合ってるの秘密にしない?」
「なんで?」
「それは…内緒にして方が面白そうだから!」
「…うん、分かったよ
でも二人だけの時は恋人らしい事していい?」
「うん、いいよ!
だからこれは二人の秘密!」
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