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魔法の世界の精霊使い  作者: 蜻蛉
4/10

episode1-2

 八雲学園のホールは1階の大きなステージと1階から3階までの客席で構成されるメインホールと、一階のみのサブホールに分かれている。逢坂はメインホール1階の奥の席に座っていた。日本で10しかない魔法学園の1つなのだから豪華で華やかな式典が行われるはずといった逢坂の予想に反して、式典は中学校と同じ内容が淡々と続いていた。

 「(案外普通なんだな。ちょっと意外だ)」

 逢坂はそんな事をぼんやり思いながら、話し手の声を聞いていた。そうして開始してから1時間ほど経ったころ式が終わり、進行役の人の指示で各々の教室に行くこととなった。



 ホールから移動して逢坂は本校舎1階のエントランスに来ていた。エントランスには逢坂だけでなく多くの新入生でごった返していた。彼らの目当てはエントランスにある掲示板である。この掲示板には新入生のクラス、そしてその場所が張り出されているためこの一点に集中しているのだ。逢坂も掲示板を見ようと人の海をかき分けて進む。

 数分間人の海を切り裂いてようやく前の方に出ることが出来た。

 「(いっっってーーー。誰かの肘が腕に直撃しやがった・・・・・・)」

 右腕の打ったところを押さえつつ、逢坂は自分の名前を探す。張り出さているプリントを見る限り、クラスはAからEまでの5つで人数は25から30人の間のようだ。探し続けていると自分の名前を発見する。

 「俺は1-Cか」

 とつぶやく。場所は本校舎1階にあり、ここからもそう遠くない距離にあるらしい。近くてラッキーと思いながら逢坂は教室へと向かった。



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