課外授業②「時計と魔石」
時計。
またの名を『ウォッチ』。
それは、この世界に流通する、ストーンの媒介装置である。
原則として、ウォッチがなくてはストーンは使えない。
中央には、ストーンを読み取る機構が備えられている。
ストーンを装着することで、そのストーンの能力を極限まで引き出すことができる。
―――カイは知らないが、この世界にはギリシャ文字をかたどった24種のウォッチがある。
それらは他のものとは格別の能力を有している。
最強のウォッチ、と言っても過言ではない。
アンサーの『Σ』がそれに該当するが、その詳細は全く不明である―――
ウォッチの生産元は、『オピカス社』という大企業だ。
電脳の世界『ピュータ』から始まり、世界に影響力を持つ企業である。
ピュータ内においては、政治や警察すらも掌握しているらしい。
―――さっきの24種の時計は、一国の国家予算に匹敵する値段である。
たった24個の時計を売るだけで、オメガビジネスが巨万の財を築いたことは想像に難くない―――
ここで、これまでに判明しているストーンとその能力についても、解説を入れておこう。
『サイキックストーン』
ユーザー:レイ
カラー:紫
・超能力全般を扱える
・バリアやレーザー、光の矢を出せる
・身体能力の強化や、テレパシーの送受信ができる
・明らかに他とは別格の能力を有しているように思える
・ストーンの力とレイの命が尽き果てたとき、レイの身体を吸収して青色の石と化した
『ライアーストーン』
ユーザー:マルカ
カラー:黄
・第一のブラフ:対象と密着して質問をすることで、対象の回答の真偽を理解できる
・第二のブラフ:対象と密着せずとも、上記の能力を発動可能
・第三のブラフ:対象に仮定を提示して、その真偽を決めつけることで、仮定を事実にできる
・Cに死を強制させようとしなかったことから、能力には発達の余地もしくは制限があると考えられる
『クローストーン』
ユーザー:マルカ
カラー:オレンジ
・クロー(かぎ爪)を自由自在に扱える
・右手に大きなクロー、左手にウォッチとストーンを守るような盾形のクローを出す
・クローを丸めてボクシンググローブのようにできる
・全身にクローを発現させることで、鎧のようにできる
・あまりに硬い対象には、かすり傷をつけたり、軽く突き刺すのが限界
こんな所だ。
ピュータに行けば、もっとウォッチやストーンに出会えるかもしれないな。
今回の授業はこれまで!
マルカはCとかいう最悪の相手とマッチングしたために、弱そうに見えているのです。
他の相手に対してはもっと強いです。




