2025年 夏野菜 その7
[雑草]
●ヤブツルアズキ
マメ科の雑草。好きな本に雑草という草はないという言葉がある。
これは、土手や畑、いろんな所に生えるマメ科でツル生の作物である。
名前にアズキが付いていることから分かるように、種から発芽した際の芽は、小豆の芽と非常に良く似通っている。そして、大きくなった葉っぱも非常に良く似ている。
にわか家庭菜園の私では、アズキとこのヤブツルアズキの見分けがつかない。どういうことになるかというと、小豆のつもりで育ててたら、ヤブツルアズキだったり、ヤブツルアズキだと思って、除草したら、小豆だったりする訳である。
しかし、このヤブツルアズキ、初めてネットで検索して今回名前がわかった訳であるが、これは食える雑草であった。アズキよりも小粒に出来る種は、小豆のごとく食べることができるらしい。
アズキよりも固く、アズキよりも小粒。手間がかからことから、雑草扱いされたのかもしれない。
元々小豆の原種がこのヤブツルアズキであるそうな?
なら難しい小豆よりも、このヤブツルアズキを育てて食べればいいじゃないと思いましたが。
このヤブツルアズキ、増え方が半端なく、近くの農作物にからみつき、なおかつ、葉っぱを広げ、領地を拡大する強力な雑草魂を持つ戦国武将であった。
結果、どうなるかというと、狭い範囲で成長し、光合成を行い、美味しく実をつける他の農作物の邪魔をしてくるのである。
故に、光が当たらず、他の農作物の成長が著しい。特に唐辛子、隠れてほとんど成長していなかった。
これが秋まき、冬成長の作物なら緑肥として活用してあげたのですが、6〜7月まきの9月開花、9月種付けでは、夏野菜の天下である畑には居場所はない。
こうして、雑草落ちするヤブツルアズキでした。マメ科なので、根っこの根粒菌で、土に窒素を固定化するので、肥料代わりに使えるなと思ったのですが、ちと難しい。休耕田とかなら、お役目はあるかもしれませんが、畑にはお前の居場所はない。