雑草の役割とは?
最近テレビを見ていたら、道端に生える毒草の特集をやっていました。
食べただけで死ぬとか、手で触れただけで被れるとか、草の汁を浴びるともうやばいとか、諸々です。
なぜ自然界に毒草の雑草が蔓延っているのか?学校や公園にも沢山あらみたいです。私が知らなかった毒草も一杯。
毒の木も沢山。身近で愛でられる梅雨の季節の花の紫陽花も一部の品種は毒なんだとか。
その葉も危ないが見栄えが良いので、料理の式皿で使われていたりするので、食べる時は注意が必要なのだとか。
人間も花が綺麗だから、それを育てるし、その花を持つ植物は毒であることも多いようだ。
毒ゆえに、人も虫も、動物も鳥も食べるものが殆どいない。ゆえに自然界では、毒草はハコビリやすく、風に飛んで色んな土地で花を逆さやすい。
自然界の役割は、痩せた土地、汚染された土壌に緑をもたらすことではないかと思う。毒がなければ、虫が食べ、動物が食べ、鳥が食べる。
ともすれば花が咲くこともなく、種をつけることもなく、なくなってしまう。そんな動物ばかりいて、もし、飢饉などでほかの美味しい植物がなければ、毒がないならその植物は空腹を満たすために、栄養を摂るために、生きるために食べ尽くされてしまうのではなかろうか?
そんな土地でも毒草が有れば、食べられる植物の芽は隠れ、なんとか生き延びるものも出て生存に一役かうのかと思う。また、雑草は、生命力が半端なく、種のまま数年持つし、この暑い猛暑でも、沢山咲、0℃以下の寒い冬でも越冬してしまう強さを併せ持つ。
砂漠の緑地化などでも、これだけ生命力が強ければ育つのではなかろうか?影が出来れば、夜露を保つことが出来るし、土が保湿される。
保湿された土壌なら、ほかの弱い植物も生きることが出来るようになる。
緑化のスタートは、生命力の強い、雑草、特に毒草から。
と考えると、世界各地に毒草が溢れているのは自然の理なのかもしれない。