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挿話 『送りつけるだけで呪えます!』
【作品タイトルについて】
改題すると言ったな。あれは嘘だ。
小麦「最近不運が続くんです……」
潤「不運?例えばどんな?」
小麦「バナナの皮を踏んで転んだり、カラスにフン落とされたり、授業中寝てたら先生に当てられたりとか、気づいたら赤信号渡ってたりとか、あと、家にトラック突っ込んできたり」
潤「最後だけヤバいけど!?」
小麦「最後は冗談ですけど」
祐希「何か心当たりとかないの?」
小麦「うーん……先週、先生を呪ってやろうと思って、『相手に送りつけるだけ!簡単呪いの藁人形!』ってやつ通販で買ったことぐらいですけど……」
潤「既に送りつけられてるよ呪われてるよ」
祐希「因みに、誰を呪おうとしたの……?」
小麦「あの拷問器具大好きな頭おかしいやつです」
祐希「……納得」
 




