放棄星以外
指先は黄昏を描いて
遠いあなたを探してる
暮れなずむ境界は曖昧で
もうすぐ夜を連れてくるのね
ミルクティーに甘く影を落として
星が瞬く時を待つ
血潮が透けて見える様に
心も唇も嘘だって
あなたの前では同じこと
爪を立てて傷つけた
それは愛という名の世界征服
暗がりを歩く
凍てつく地面に 滲む血すら愛おしい
唯一の白い息は
無慈悲にも置き去られ
それは何度も繰り返す
背にした月を知らないふりして
朝から逃げる矛盾を抱えて
世界で一番寒い夜明けを歩き続ける
あ、という言葉1つ
い、というあなた1人