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すきと~る -えっ!視えるの?-  作者: 守りの神殿
第3章 王国の戦友
95/329

#12 厄介ごとは雨のように

スッキリ!!

と、とりあえず、ティアに相談をしよう。


「ティア、これ見て…」

俺は『隠蔽』を解除してギルドカードをティアに見せた。


「・・・」

ティアの魂が飛んでる…


ティアに見せたステータスはこちら


---------------------------------------------------

名前:トール

種族:ハイヒューマン(new)

年齢:15

ギルドランク:D-パーティー:「日月」

犯罪歴:無し

保持者(ホルダー)

・『魔人』・『武神(new)』

・『神手(かみのて)(new)』・『神隠(かみかくし)(new)』

・『心神(しんじん)(new)』・『完全解析(new)』

・『健体(new)』

エキスパートスキル

・『天恵眼』・『魔力吸収(↑)』

・『魔法破壊(↑)』

レアスキル

・『未来視Lv.1(new)』・『過去視Lv.1(new)』

・『異界学Lv.1(new)』・『飛行Lv.1(new)』

所有奴隷

・セレスティア

受注依頼[0/3]

・無し

預金:888万7500モル

---------------------------------------------------


「おーいティア、帰ってこい!」


「ハッ!!なんなのじゃこれは!!」


「うん、俺もそう思う。でもスッキリしたでしょ?」


「何が「スッキリしたでしょ?」じゃ!!これは…我には手に負えんのじゃ。アイリーン殿が言うように早く迷宮攻略するべきじゃな…」


「ハハハ…やっぱり?とりあえず、ギルドカードの『隠蔽』内容は生産系も加えとこう…」


「主…アイリーン殿が言っていたが、スキルだけじゃ対応出来ないこともある。知識を深めて色々経験することも忘れるでないぞ」


「応!!…しかしティアよ、何か反応が薄くない?」


「それは主のせいなのじゃ!!…こんなに驚くことがあると慣れもするわ…」


「…す、すみません。ものはご相談なのですが、もういっそのこと全スキルレベルを10にしていいですか?これが終わればスキルでそうそう驚くことも無いかと…」


「ハァ…もうやってしまうのじゃ。…というか何故主従が逆転しとるのかのう?」

ティアさんがチョイ怖いからですよ…そんなこと言えませんけどね。


では、残りも全部上げますか!!



・・・



はい、終わりました。結果は以下の通りです。


---------------------------------------------------

名前:トール

種族:ハイヒューマン

年齢:15

ギルドランク:D-パーティー:「日月」

犯罪歴:無し

保持者(ホルダー)

・『魔神(new)』・『武神』

・『神手(かみのて)』・『神隠(かみかくし)

・『心神(しんじん)』・『神眼(new)』

・『神体(new)』

所有奴隷

・セレスティア

受注依頼[0/3]

・無し

預金:888万7500モル

---------------------------------------------------


ほら、スッキリしたでしょ。

ティアは呆れていたけどね…俺は諦めの心境ですがね。



「さ、さてティア…君の訓練をしようか」


「主殿、流すのが下手じゃな」


「だまらっしゃい!…では、気を取り直して。ティアにはまず『合成』を取得してもらおうと思います。その後、『奪取』と『透過』を取得し、『融合』して『すきと~る』を発現、という流れで強くなりましょう!!」


「何故『合成』なのじゃ?『錬金術』でもよいのではないか?」


「『錬金術』は『合成』よりも魔力使用量が多いからね。必要な『合成』だけを育てたいんだ。

あ、そういえば『合成』を取得することで発現する『融合』の有用性について説明してなかったね。『融合』は『並列思考』、『魔力操作』、『合成』から成るレアスキルなんだ。このスキルには2つの特徴がある。1つは“完全な”合成魔法を使えること」


「合成魔法なら我はもう使えるぞ?」


「うん、それは神から言わせれば“擬似的な”合成魔法らしい。擬似的なものは『融合』を使ったものより、魔力消費量や合成するために必要な集中力が多く掛かるらしいんだ。多分、無詠唱での合成魔法って難しいんじゃない?」


「ふむ、確かに主の言う通り、無詠唱など出来たこともない。それが出来るようになるなら取得すべきじゃな。では、もう1つの特徴というのはなんじゃ?」


「それは、レアスキルがレベルに関係なく、対象スキルを所持していれば『融合』で発現させることが出来ることだ。これは、『看破』で相性の良いスキルを『融合』したら、偶然出来たんだ」


「それは、とんでもない力じゃのう。しかし、デメリットがありそうじゃが…」


「あるだろうな。多分、相性の悪いスキルを『融合』するとスキルが消えるとかありそうだ。そう考えれば、このスキルが広がってない理由も分かるんだよ」


「うむ、ありそうじゃ。まあ、主が成功しとるから、問題無いじゃろ」


「だな。では…」

俺はテーブルと魔石を取り出し、『合成』して合成用テーブルを作成した。


「このテーブルを使って『合成』の練習だ。『合成』のレベルは7だからLv.6になるまで使えるようにしてある」


「簡単に言うが、これはとんでもない魔導具じゃぞ…」


「まあ、それはいい。じゃあ、この鉄球に魔石を合成していこう」

それから、俺が魔石に『付与』をし、ティアが鉄球とその魔石を『合成』し続けた。


結果は魔導具「手榴弾」が15個出来ました。こいつの効果は魔力を流すと5秒後に『ボム』が発動する仕掛けになっている。条件付けが結構自由に出来たのはビックリだった。


肝心のティアだが、『合成Lv.4』となった。魔石に『火魔法Lv.6』を付与したものを合成してもらったら、パワーレベリングになっちゃって、スキルがどんどん上がった。魔導具様様ですな。


ただし、魔石が残り17個ととてつもなく減った。ティアが育つ前に集めなきゃなんないな。



・・・



色々疲れたので、休んでいたら突然ドアがノックされた。


「すみません。宿の女将です。お客様を訪ねて王城の使いがいらっしゃっております。1階へ降りて来てもらえませんでしょうか」


「は?はい、分かりました。すぐに伺います」

そう言うと女将の気配がドアから離れていった。


「ティア、なんだと思う?」


「厄介ごとではないといいのじゃがな…」


「否定はできんな」

俺たちは部屋を出て、1階に向かった。


「お待ちしておりました。あちらが使いの方です」

女将は俺たちを待っており、手のひらを王城の使いへ向けて俺たちを誘導した。


「すみません。遅くなりました」


「いえ、突然のご訪問お許し下さい。わたくし、第3王子の使いで参りました。執事のコンラッドと申します」

セバスチャンがそこにはいた。きれいな姿勢で立っている背広を着たヒューマン。髪は白髪混じりではあるが、きちんとオールバックにしてある。首元には蝶ネクタイ。なぜ名前がコンラッドなんだと言いたい。


「あ、俺、いや自分はトール、こっちがセレスティアと言います。探索者をやっています。第3王子は無事に着いたのですね。よかったです」


「ええ、その件でお世話になったので、王子は会食を希望しております。もう一度お礼を言いたいとのことです。皆様は明日のご予定は何か御座いますでしょうか?」


「いえ、特にはありませんが…」


「では、明日の4の鐘が鳴る頃にこちらの宿に迎えを寄越しますので、その馬車に乗り、王城へお越しください」


「で、でも服装とかは…」


「服装は普段の格好で構いません。それでは、明日の会食を楽しみにしております。失礼致しました」

コンラッドさんは矢継ぎ早にそう言うと宿を去っていった。


「なんか、流れで行くことになったけど、厄介ごとかな?」


「分からんが、断ることもできなかったのじゃ。出向くしかなかろう」



ハァ…だよな~あぁ、行きたくね~


残りの保持者(ホルダー)統合条件です。


---------------------------------------------------

『心眼』、『看破』、『気配察知』、『無魔法』、『人物鑑定』、『接客』、『物品鑑定』、『物品知識』、『算術』、『魔物鑑定』、『魔物知識』、『思考加速』、『身体能力向上』、『風魔法』、『光魔法』、『書士』、『速記』、『速読』、『経理』が全てLv.10となったことを確認。必要条件を満たしました。

保持者(ホルダー)

『完全解析』

が発現します。

発現条件となったスキルは統合されて表示されませんが、消える訳ではありません。

また、更なる発展の為、レアスキル『未来視Lv.1』と『過去視Lv.1』が与えられます。

発展までの条件は各自でお探し下さい。

---------------------------------------------------


---------------------------------------------------

『思考加速』、『身体能力向上』、『算術』、『風魔法』、『光魔法』、『異常状態無効』、『異常状態耐性』、『無魔法』、『絶倫』、『性技』、『海人』、『漁法』、『水泳』、『航海術』、『整体』、『体術』、『看破』、『解剖』、『無表情』、『気配消失』、『詐術』、『並列思考』が全てLv.10となったことを確認。必要条件を満たしました。

保持者(ホルダー)

『健体』

が発現します。

発現条件となったスキルは統合されて表示されませんが、消える訳ではありません。

また、更なる発展の為、レアスキル『異界学Lv.1』とスキル『飛行Lv.1』が与えられます。

発展までの条件は各自でお探し下さい。

---------------------------------------------------



---------------------------------------------------

『魔人』に加え、『魔力吸収』、『魔法破壊』、『思考加速』、『身体能力向上』、『算術』、『風魔法』、『光魔法』、『飛行』、『思念発動』、『魔力譲渡』が全てLv.10となったことを確認。必要条件を満たしました。

保持者(ホルダー)

『魔人』→『魔神』

に進化します。

---------------------------------------------------


---------------------------------------------------

『完全解析』に加え、『未来視』、『過去視』、『天恵眼』、『透過』、『看破』、『マップ』、『気配察知』、『測量』、『罠術』、『地魔法』、『光魔法』、『時空間魔法』が全てLv.10となったことを確認。必要条件を満たしました。

保持者(ホルダー)

『完全解析』→『神眼』

に進化します。

---------------------------------------------------


---------------------------------------------------

『健体』、『神眼』、『神手』、『神隠』、『心神』に加え、『異界学』、『飛行』が全てLv.10となったことを確認。必要条件を満たしました。

保持者(ホルダー)

『健体』→『神体』

に進化します。

---------------------------------------------------




---------------------------------------------------

名前:セレスティア

種族:エルフ

年齢:167歳

職業:奴隷-探索者-ランクD「日月」

犯罪歴:違約金未払い-100000モル(↓)

レアスキル

・『心眼Lv.6』

スキル

・『弓術Lv.6』・『杖術Lv.3』

・『気配察知Lv.6』・『気配消失Lv.5』

・『看破Lv.6』・『魔力操作Lv.7』

・『並列思考Lv.6』・『接客Lv.3』

・『算術Lv.3』・『異常状態耐性Lv.4』

・『魔物知識Lv.3』・『物品知識Lv.3』

・『調合Lv.3』・『異常状態付与Lv.2』

・『裁縫Lv.1』・『合成Lv.4(new)』

魔法スキル

・『無魔法Lv.6』・『水魔法Lv.5』

・『風魔法Lv.5』・『光魔法Lv.6』

・『火魔法Lv.4(↑)』・『地魔法Lv.4(↑)』

・『闇魔法Lv.4(↑)』・『時空間魔法Lv.4(↑)』

・『虚無魔法Lv.3(↑)』

所有者

・トール

---------------------------------------------------


次回、王子が再登場

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