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すきと~る -えっ!視えるの?-  作者: 守りの神殿
第3章 王国の戦友
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#8 光降る聖域

ちょっと短いかな?

5の月23日

ラウンド市を皆に文句を言われながら出発して9日後、王都まであと4~5日くらいの位置まで来ました。


道中もアンデットに襲われたが、危なげもなく撃退し、闇属性魔石の小を12個、中3個手に入れた。敵は多かったが、『光魔法』が優秀過ぎる。格下なら魔法1発で倒せたことに驚いた…あっけなさ過ぎて。


現在、4つの村を通過したんだが、やはりアンデットの被害があり、所々で村を囲む柵が壊されていた。まあ、対策で探索者に依頼を出して、防衛しているから問題は無いみたいだったがな。


俺はと言えば、追加された魔石で『錬金術』をLv.10にし、下位スキルの『付与』と『錬成』が自動的にLv.10になった。上位スキルを上げることで下位スキルがレベルアップすること…

これ、結構なズルだった。普通の人出来ないもん。


他にも『マップ』をLv.10にして『罠術』、『測量』がLv.10へ、次に『薬剤』をLv.10にする事で『調合』が自動でLv.10になって、レアスキルの『調理』もLv.10に上がった。


この後も順に、『罠使い』を上げて『詐術』が、『農業』を上げて『農工』が、『採取』で『鎌術』と『鎚術』が、『服飾』で『裁縫』が、『以心伝心』で『調教』、『鞭術』がエキスパートスキルやマスタースキルになった。


残りは『弓術』と『盾術』をLv.10にし、『棒術』、『杖術』をLv.3にした所で魔石が無くなった。


ハハハ…チートだわ、これ…



・・・



アンデットに襲われつつも、順調に進み続けていたが…


ハィィ!?何この反応!!

敵の反応が1、2、・・・50、・・・100以上!?300くらい居るぞ!!

その中に10人くらいの緑…無関係者の反応がある…戦ってんのか!!


「エリオットさん!!これヤバイ!!進行方向に300体くらいの敵の反応がある!!」


「さ、300ですか!?」


「主殿!?それは本当なのか!?」


「ああ、しかもその中で10人くらいの人が戦っている反応がある…」


「そんな…」


「それは絶望的じゃな…」


「とりあえず、シモンさんに報告してきます!!」


「お願いします!!」

エリオットさんの言葉を聞くと同時に俺は飛び出し、先頭に向かった。


そして、シモンさんと「男祭」に報告すると、緊急停車して状況把握をしようと話し合いが行われた。


「ハンスさんに偵察にいってもらいましたが…状況は最悪と言っていいでしょう。アンデットが数え切れないほど…トールさんが言うには300程度いるそうです。しかも、戦闘の中心には誰が居るかまでは判らなかったそうですが…王家の紋章が付いた馬車が乗り捨てられていたそうです」


「なっ!」

ここにいる全員が驚いていた。そりゃ、王族が襲われてるとなれば誰でもそうなるかな。


「そこで、私は判断しました。…護衛の皆さん全員で救出に向かって下さい。馬車は「日月」さんが持っていた魔物避けを使わせて貰います。盗賊の方はこんな騒動が起こっているので近付かないと推測されます。よって全員で対処してください。」

シモンさんの話が終わると、俺は魔物避けをシモンさんに渡した。そして…


「応、了解だ!!行くぞ!!」

グスタフさんの号令の下、一斉に走り出した。



・・・



現場に着いた俺たちは、一転突破で戦っている人達の所に向かった。


目的の場所に着くと…


「救援感謝するぞ。とりあえず、話は後だ。殲滅を優先してくれ!!」

見る限り他の人よりも良い装備の青年が、戦いながら俺たちに指示を出してきた。


「了解した。全員、アンデットを殲滅するぞ!!」

グスタフさんが呼び掛けると全員が頷き、パーティーごとに拡散して、アンデットと戦い始めた。


俺たちはというと…


「『すきと~る』、『浄化』、『浄化』!!」

俺はティアから聞いていた魔法を実践し、スキルを奪いながらアンデットを倒していくが、数が多すぎて減っているのかが分からない。


「…『ライトアロー』、ふっ!」

ティアは魔法と魔法の矢を使用しているが、殲滅力は少なく、やはり一向に減らないみたいだ。


この状況が他の箇所でも起こっており、疲弊して動きが鈍くなっているのが感じられる。

ちっ、どうする・・・


範囲魔法…創るか。


イメージは『浄化』をベースに領域を形成し、その範囲に浄化の光が降り注ぐ…そう雨のように…

そして、味方には害無く。


イメージは出来た。あとは…キーワードをどうするかと、相手のスキル取り。


・・・キーワードはこれでいいだろう。あとはスキルだが、全体を目に収めないと一度で取れない…跳ぶか!


決まった!!やるか!!


「ティア、今から浄化の広域魔法を使う。フォローを頼む!!」


「分かったのじゃ。頑張ってくれ主殿!!」


「応!!」


俺は『立体起動』を発動して空中を蹴り、上空へ踊り出た。ここで、『天恵眼』を発動!!


『剣術Lv.3』、『気配消失Lv.2』、『突撃Lv.3』、『弓術Lv.2』、『異常状態付与Lv.2』、『水泳Lv.1』、『算術Lv.3』、『気配察知Lv.3』、『看破Lv.3』、『棒術Lv.2』、『槍術Lv.3』、『突撃Lv.3』、『彫金Lv.2』、『鞭術Lv.3』、『杖術Lv.1』、『騎乗Lv.2』、『航海術Lv.2』、『剣術Lv.3』、『速読Lv.1』、『速記Lv.1』、『無魔法Lv.3』、『美術Lv.2』、『…』、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


異常だった。当たり前だ300という大群の情報を、味方を除外して一気に受け止めたのだから。


頭が痛い!!頭が割れる!!…情報処理が限界か!!


俺は『身体強化』で脳を強化し、思考を戦闘に戻しながら、『すきと~る』を発動!!


地面に降下しながら、頭が痛いのを我慢し、無理矢理魔法のイメージを固め、着地すると同時に手を付た。


そして、広域合成魔法『流光聖域』を発動!!


俺が手を付いた場所から光が広がった。その領域にいる全てのモノに光が降り注ぐ。


あるモノは煙を上げ一瞬で消滅し、あるモノは天を見上げ呆然としている。


時間にして、約30秒ほど降り注いだ光は俺に集束していき、天に昇るように消えていった。



残ったのはアンデットが居た証拠である魔石と、呆然として俺を見ている一行の姿だけだった。




・・・あれ?やり過ぎた!?

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名前:トール

種族:ヒューマン

年齢:15

ギルドランク:D-パーティー:「日月」

犯罪歴:無し

保持者(ホルダー)

・『魔人』

エキスパートスキル

・『威圧』・『心眼』

・『物品鑑定』・『魔物鑑定』

・『人物鑑定』・『一撃必殺』

・『アイテムボックス』・『魔力譲渡』

・『天恵眼』・『すきと~る』

・『隠蔽』・『錬金術(↑)』

・『マップ(↑)』・『薬剤(↑)』

・『調理(↑)』・『罠使い(↑)』

・『農業(↑)』・『採取(↑)』

・『服飾(↑)』・『以心伝心(↑)』

マスタースキル

・『気配察知』・『気配消失』

・『威嚇』・『突撃』

・『指揮』・『投擲』

・『異常状態耐性』・『算術』

・『奪取』・『体術』

・『剣術』・『看破』

・『物品知識』・『魔物知識』

・『接客』・『槍術』

・『斧術』・『騎乗』

・『料理』・『性技』

・『透過』・『付与(↑)』

・『錬成(↑)』・『測量(↑)』

・『罠術(↑)』・『調合(↑)』

・『詐術(↑)』・『農工(↑)』

・『鎌術(↑)』・『鎚術(↑)』

・『裁縫(↑)』・『調教(↑)』

・『鞭術(↑)』・『弓術(↑)』

・『盾術(↑)』・『複製(new)』

レアスキル

・『魔力吸収Lv.5(↑)』・『魔法破壊Lv.5(↑)』

・『経理Lv.9(new)』

スキル

・『棒術Lv.7(↑)』・『杖術Lv.6(↑)』

・『彫金Lv.4(new)』・『木工Lv.5(new)』

・『石工Lv.4(new)』・『漁法Lv.3(new)』

・『水泳Lv.3(new)』・『航海術Lv.4(new)』

・『速記Lv.7(new)』・『速読Lv.5(new)』

・『演奏Lv.3(new)』・『歌唱Lv.5(new)』

・『舞踏Lv.7(new)』・『美術Lv.6(new)』

・『解剖Lv.3(new)』

所有奴隷

・セレスティア

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名前:セレスティア

種族:エルフ

年齢:167歳

職業:奴隷-探索者-ランクD「日月」

犯罪歴:違約金未払い-200000モル

レアスキル

・『心眼Lv.6』

スキル

・『弓術Lv.6』・『杖術Lv.3』

・『気配察知Lv.6』・『気配消失Lv.5』

・『看破Lv.6』・『魔力操作Lv.7』

・『並列思考Lv.6』・『接客Lv.3』

・『算術Lv.3』・『異常状態耐性Lv.4』

・『魔物知識Lv.3』・『物品知識Lv.3』

・『調合Lv.3』・『異常状態付与Lv.2』

・『裁縫Lv.1』

魔法スキル

・『無魔法Lv.6』・『水魔法Lv.5』

・『風魔法Lv.5(↑)』・『光魔法Lv.6(↑)』

・『火魔法Lv.3』・『地魔法Lv.3』

・『闇魔法Lv.3』・『時空間魔法Lv.3』

・『虚無魔法Lv.2』

所有者

・トール

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