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すきと~る -えっ!視えるの?-  作者: 守りの神殿
第2章 覚悟の在処
75/329

#60 盗賊壊滅

蹂躙終了

「…キッサマー!!俺の子分どもをよくも()ってくれたな!!つーか、話が違うじゃねーか!!」


「話が違う?どういう事だ?それと、自業自得って言葉知ってるか?」


「ウルセー!!ぶっ殺してやる!!」

話が成り立たん。

にしても、話が違う…気になる…が、まずは目の前の相手だ。

斧使いか…


「ボビー!!てめえも殺れ!!」

やはり、2人居たか!


「シッ!」

短剣!投擲か!!


キィン!


短剣を弾き、突っ込んでくる敵の短剣攻撃を避ける。


「な!お前は!」

何でここに居るんだ!?


「何でお前がここに居る!「草原の狼」!」

こいつら1人残して壊滅したはず…


「ふん、復讐の為っ…さ!」

投擲後、一撃目を横凪ぎに短剣を振い、斬撃を連続コンビネーションで放ってくる。


「ッ!どういう…こと…だ!」

俺はスウェーで避け続ける。


「知る必要はないね…っと」

ボビーが後方へ跳んだ…ッ!!


ドンッ!!


「チッ!」

盗賊のボスが振るってきた斧を、飛び退いて回避する、と同時にボスの舌打ちが聞こえた。


「惜しかったっすね~…追撃します!!」

「おうっ!」

ヤベ!とりあえず、体勢立て直そう!


「『ファイヤーウォール』!」

敵の前に『ファイヤーウォール』を置き、敵の動きを止め、バックステップで間合いを取る。


「ふー、ボビーって言ったか…話し合いは無理なんだな!?」


「そうだな」


「こっちも死ぬ気は無い。本気で行くぞ」

さっきは混乱したが…もう迷わん!!

思考はクリアに・・・


『人物鑑定』、『天恵眼』発動!!


---------------------------------------------------

名前:フンベルト

種族:獣人(牛)

年齢:31歳

職業:盗賊

犯罪歴:暴行罪-26件、殺人罪-12件、窃盗罪-7件、強姦罪-28件

レアスキル

・『一撃必殺Lv.7』

スキル

・『斧術Lv.7』・『盾術Lv.5』

・『奪取Lv.6』・『気配察知Lv.4』

・『気配消失Lv.2』・『威嚇Lv.6』

・『突撃Lv.7』・『騎乗Lv.5』

・『看破Lv.6』・『魔物知識Lv.3』

・『物品知識Lv.3』・『接客Lv.2』

・『異常状態耐性Lv.5』・『算術Lv.2』

・『魔力操作Lv.2』・『性技Lv.5』

魔法スキル

・『無魔法Lv.6』・『地魔法Lv.3』

---------------------------------------------------


---------------------------------------------------

名前:ボビー

種族:ヒューマン

年齢:19歳

職業:盗賊

犯罪歴:暴行罪(2回目)-1件、詐欺罪-1件、殺人罪-1件、窃盗罪-1件

レアスキル

・なし

スキル

・『剣術Lv.4』・『奪取Lv.5』

・『気配察知Lv.5』・『気配消失Lv.5』

・『看破Lv.3』・『罠術Lv.4』

・『異常状態耐性Lv.4』・『魔物知識Lv.3』

・『物品知識Lv.2』・『料理Lv.4』

・『性技Lv.2』・『詐術Lv.2』

・『投擲Lv.2』

魔法スキル

・『無魔法Lv.4』・『水魔法Lv.2』

---------------------------------------------------


盗賊になってやがる。それに詐欺罪…フンベルトが言っていたのはこの事でか?


まあ、いい。容赦はしない!全て奪う!

『すきと~る』


発動と同時に『ファイヤーウォール』を消し、『威圧』を発動!!


「『アクセル』、『スロウ』、『地形操作』」

常時発動していた強化に、解除していた『時空間魔法』を再度発動し…


「『一撃必殺』!」

フンベルトを必殺するために突撃する。

フンベルトの実力はランクBくらいあり、強かった。

スキルを奪っても手加減はしない!!


『一撃必殺』発動直後、風景を置き去りにして突撃し、フンベルトを小太刀の間合いに入れる。

急所--首--を狙った一撃は豆腐を切るようにスッっと入り、首を一瞬で撥ね飛ばした。

切られたことにも気付いて無かったのだろう…首が落ちても、体は立ったまま首があった場所から血が吹き出ている。


「次ぃ!」

方向転換し、ボビーへ急速に接近!


『無魔法』と『水魔法』の新合成魔法!

「『水衝拳(すいしょうけん)』!!」


掌をボビーの心臓付近に沿え、『水魔法』で干渉したボビーの体内の水分に、衝撃属性を流す内部破壊。

一種の透しみたいなものだ。


衝撃は内臓、特に心臓に流した…

全身に行き渡った衝撃は、身体の中をぐちゃぐちゃにしたはずだ。

その結果、ボビーは目や鼻、口、耳から血を流しながら、ゆっくりと膝から崩れていった。


「は~終わった…」

俺は大きく息を吐き、力を抜いて空を見上げた。

黄昏時というやつだったか?そろそろ夜になりそうだ。


「トールさん!!」


「ドナさん!街に行ってなかったんですか!?」

俺が死んでたらどうするつもりだったんだ!?

まあ、勝ったけども…


「は~…倒したからいいものの…」


「す、すみません…」


「ふー、もおいいです。じゃ、お仲間を助けて街に帰りましょう」


「はい!!」


俺たちは盗賊の拠点に向かう。一応、何が起こるか分からないので、俺が先導する。

中に入ると酒盛りをしていたのか、酒の臭いが充満していた…クサイ…

『気配察知』で確認すると…地下にいるのかな。


この部屋か…

「ここですね。開けますよ。一応、注意しておいて下さい」


「はい、わかりました」


ガチャ…キィ…


お、いたいた。


「大丈夫ですか?ドナさんと一緒に救出に来た者です」

相手に近付いて、肩に手を置く…


ガキィ…グギュ


「かぁ!」

突然、腹に衝撃を受けた。

短剣がチェインメイルを越えて腹に刺さっている…

刺したやつは、ドナさんのパーティーメンバー!?

悪意の反応は無かったぞ!


「ぐぅ!!な、なんで…ドナさん!」

ドナさんに状況を聞くため振り返ろうとすると…


後ろから悪意!?『心眼』に反応!!首か!!

首を狙った一撃を、横に転がりながら回避した。



「くそっ!一体どういう事だ!!」

次回、裏側では

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