#59 盗賊殲滅
蹂躙回です。
「ドナさんは逃げて!!ここを片付けて俺も逃げます!!」
正直、足手まといだ。
「で、でも、まだ助けて…」
「それはあとでも出来んだろう!?まずは、生き残って報告するんだ!」
助けることは二の次だったはずだろうが!
「わかりました!」
「じゃあ、俺は敵を撹乱してきます。早く逃げて下さいね!」
この台詞と同時に俺は見張り2人に突っ込み、『人物鑑定』と『天恵眼』を発動。
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名前:ドルー
種族:ヒューマン
年齢:19歳
職業:盗賊
犯罪歴:暴行罪-9件、殺人罪-3件、窃盗罪-2件、強姦罪-4件
レアスキル
・なし
スキル
・『弓術Lv.3』・『剣術Lv.1』
・『奪取Lv.5』・『気配察知Lv.3』
・『気配消失Lv.1』・『威嚇Lv.1』
・『看破Lv.3』・『魔物知識Lv.2』
・『騎乗Lv.2』・『物品知識Lv.2』
・『異常状態付与Lv.2』・『調合Lv.2』
・『性技Lv.3』
魔法スキル
・『無魔法Lv.2』・『風魔法Lv.2』
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名前:アヒム
種族:獣人(鼠)
年齢:25歳
職業:盗賊
犯罪歴:暴行罪-18件、殺人罪-4件、強姦罪-12件、窃盗罪-2件
レアスキル
・なし
スキル
・『槍術Lv.5』・『体術Lv.3』
・『奪取Lv.5』・『気配察知Lv.4』
・『気配消失Lv.3』・『威嚇Lv.4』
・『突撃Lv.4』・『看破Lv.3』
・『異常状態耐性Lv.3』・『魔物知識Lv.3』
・『性技Lv.4』
魔法スキル
・『無魔法Lv.3』
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「クズだな…」
能力はあるのに、何故悪い方向にしか使えないのか・・・
俺はここで命を無駄にする気はないぞ…だから手加減なしだ!!
『すきと~る』
「ふぅ…ヤるか!!」
『威圧』、『アクセル』、『地形操作』、『身体強化』、『装備強化』を発動!
敵の動きが鈍ったところで、首に小太刀を沿え、槍持ちの首を一閃の下に切り落とす。
まずは1人!!
「ひっ!」
追撃で弓持ちも首の頸動脈を切り、絶命させた。
これで2人!!
「よし!逃げ…」
バンッ!!
「ドルー!アヒム!」
「ドルーとアヒムがやられてるぞ!!」
「相手は1人しかいねー!全員でかかれば勝てるぞ!!」
あーもう!!ぞろぞろと…
2、4、6人か…いや建物の中にあと3人。1人がドナさんのパーティーメンバーだとすると、最高でもあと2人敵がいるな。
「速攻で終わらせる!」
全員分のスキルを奪って、魔法を発動!!
「『刃の波動』」
5連続の風の刃で首を狙う。
「ぎゃー!!!」
「くそっー!腕がー!!」
ちっ、後ろにいた2人が生き残ったか…
一人は背が低かったのか顔が切れてるな…浅かったか。
もう一人は前の状況を見て腕で防御したか…代償は片腕の切断だが。
「生き残ってるとこ、残念だがもう終わりだ」
2刀一閃で生き残っていた2人の首をはねた。
こんなに簡単に切れるのは絶対『無魔法』のおかげだな。強化してなけりゃ骨なんて切れないだろ。
小太刀についた血を振り落とし、周りを見渡す。
「とりあえず、出てきたやつ全員倒したか…全員、強さ的にはランクEやFくらいだった…
ということは、ボスはランクD以上と考えた方がいいか。出てくる前に…」
「お前ら!!終わったか!?」
残念…逃げれそうにないな・・・
次回、ボス戦




