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すきと~る -えっ!視えるの?-  作者: 守りの神殿
第2章 覚悟の在処
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#48 トラブル…テンプレ?

ちょっとした騒動です。

翌日、俺は普通に起床し、普通に朝飯を食べて、ギルドに向かった。


ようやく、この世界に来て「日常」と呼べる下地が出来てきたと感じていた…のに、


「決闘だ!!受けないとは言わせないぜ!!」


関わるべきではなかったかな!?



・・・



俺は宿を出たあと、ギルドで一昨日に受けた薬草2種の依頼を再度受注して、門に向かいながら屋台で昼飯を買おうと思い歩いていた……


「やめてください!!」


女性の怒気を含んだ声が聞こえてきた。


「ん、なんだ?」


お、人が立ち止まって見てるな…

あっちか・・・


「いいじゃねーか!!付き合えよ!!」「悪いようにはしないからさ!!」


チンピラ臭プンプンですな。


なんで誰も止めないんだ?

聞いてみるか…


「すみません」

ちょうど近くにいた、おっちゃんに話しかけてみた。


「ん、なんだ?」


「どうして誰も止めないんですか?」


「あー、あいつら《草原の狼》っつー、パーティーなんだが、変異種なんかを狩れる実力を持ってるから、下手に手を出せないんだよ。だから、衛兵待ち」


探索者で迷惑掛けてんのか…ギルドルールって確か…


「お、あんた、あいつらと同業者か!なら止めてくんないか?」


えー、面倒くさいなぁ……

と、思いつつ止めに入るため、前に進みだした。


「お、おいあんちゃん…」


この時の俺は「衛兵待ち」と聞いて安心でもしてたのかもしれない……

おっちゃんも冗談で言っていたのだろう…多分


「おい、あんたら他人の嫌がることはするなって教わらなかったのか?

それにギルドルールにも街中での迷惑行為は起こすなとあっただろうが…」


「あ?なんだてめーは!」

「邪魔すんな!!」


おう、ヤンキーの定型文…もうちょいなんかないのかい・・・


「ほらほら、その手を離して…あげなさいっ!」

と、言いながら、男の手を女性から離す為、手首を打った。


「いてーな!何しやがる!!」


「何しやがるって…迷惑掛けてんのはそっちでしょう」


「うるせー!!」

と言い殴り掛かってきた


「っと!」

俺は、男の手首を取って、ひねりながら押し倒し、押さえこんだ。


「衛兵が来たぞー!」


やっと来た。


「迷惑掛けてる奴はどいつだ!」


「こいつらです!」


男を押さえこみながら、俺は衛兵を呼んだ。


「おい、こいつらを連れていけ!

それで、君は?」


衛兵は仲間を呼び、騒いでいた男共を引っ張っていった。


「通りすがりの探索者です」


「ちょっと事情聴取させてくれ。なに、時間はとらせん」


「わかりました」


「それと被害者は…あなたですか。同じく聴取しますので同行願います」


「はい」



俺は衛兵に同行し、詰所に向かった。


俺と話していた衛兵は、フーゴという牛獣人で分隊長らしい。めっちゃ、体が大きかった。

絡まれていた女性は、マルタという狐獣人でキャメロン商会で働いているとのこと。「今度、お店でサービスしますね」とお礼と一緒に言ってくれた。


事情聴取は昼前には終わり、昼飯を食った俺は依頼のためにイースの森に突撃した。



・・・



---------------------------------------------------

今日の成果

・フツキ草(品質:最高)×15

・ジョウマ草(品質:最高)×13

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急いで集めて、5つの鐘が鳴る頃には帰ってこれた。

疲れた~…


ギルドに報告する為、向かうと…


「やっと見つけたぜ!!」


「げ!」

なんで居るんだよ!!




「決闘だ!!受けないとは言わせないぜ!!」




なんでそーなるの!!!

トールの所持金:42520モル

(金貨4枚、銀貨2枚、銅貨5枚、鉄貨2枚)

※昼飯:320モル


次回、決闘するか?


ちょっと忙しいので更新が遅れるかもしれません。

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