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すきと~る -えっ!視えるの?-  作者: 守りの神殿
第2章 覚悟の在処
59/329

#44 挟撃-1対1対1-

戦いの続きです。

『魔物鑑定』、『天恵眼』発動!!


---------------------------------------------------

レーヴェ

特徴:猫が魔物化したもの。体長約3mと大きく、体重も重いことから、攻撃の1撃1撃が脅威である。外見は立派な鬣があり、生半可な斬撃を弾き、刃が立たないこともある為、急所への攻撃は難しい。突進からのスピードがついた1撃は、盾で防いだとしても、気絶をする可能性があるので、避けることを推奨する。


レアスキル

・なし

スキル

・『気配察知Lv.4』・『気配消失Lv.3』

・『威嚇Lv.5』・『突撃Lv.5』

---------------------------------------------------


だ~!!マジか!

こっちも脅威度ランクDかよ!!

しかも、ティガーより攻撃力強そうだし・・・


もう、魔法無しとか言っている余裕は無いな!!

前言撤回!

魔法は解禁だ!!


まずは、『身体強化』の問題…

地面が柔らか過ぎると、0からトップスピードに至ることが出来ない!!



「なら!!地面を固くすればいいじゃないってね!!

『地形操作』!!」



俺は『地魔法』を発動し、足元の地面を固くして、レーヴェに突っ込んだ。



・・・


何故、レーヴェか…


まず、吹っ飛ばされて近いからが1つ。


2つ目に、俺のスキル構成と装備から考えると、力が強い方が脅威になりやすい…と思う。『心眼』有るしね。


最後に3つ目、レーヴェが奇襲しようとして隠れていたからだな。奇襲で返してやれば相手が混乱するかなと考えた訳ですよ。…なんで分かったかって?そりゃ、俺の『気配察知』が優秀だからね!!先に発見して無視してたのですよ!!……誰に言ってんだ、オレ・・・


・・・



レーヴェに接近中、小太刀を抜刀…転けたからね…


その後、レーヴェに抜き胴を放つ様に首を狙い……


ビュッ…ギャリ!



「っ!!鬣に防がれて刃が立たなかったか!!」


右に抜けたが、防がれてしまった・・・怒ってるよ…


だが、これで2匹とも視界に収めれたので良しとしよう…




くそっ!

ティガーの野郎、肉を横取りしようとしてやがる!


『ウィンドアロー×10』


10本の風の矢がティガーに向かう……


「よし!!」


3本…右前足に1本、胴体に2本…当たった!!

お、倒れた…死んだのか?



と、その間にレーヴェが突進してきた。


俺は、レーヴェが振り上げていた左前足を左手甲で受け流し…


『すきと~る』!!


右手の小太刀で、見えていた心臓を突き刺した。

レーヴェは…立ったままこちらを振り向き・・・


ドウッ!


直ぐに倒れた。





ふぅ…終わっ!!


『心眼』に反応!!後ろ!!!


ティガー!…生きていたのか!!

ヤバッ!眼前に牙!!喰われる!!!



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

どうするっ!

『アクセル』、『スロウ』を使っても間に合わない!!


どうするっ!!

魔法で首を切り飛ばしたとしても、余力で殺られる!!


どうするっ!!!

ティガー自体が居なくならない限り無理!!


居なくなる…『虚無魔法』!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



『イネイン』!!


黒…光もない暗闇…に染められたティガーが・・・



消えた………





目の前には森が広がり……





ティガーの存在(・・)が無くなっていた…

次回、報告かな?

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