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すきと~る -えっ!視えるの?-  作者: 守りの神殿
第2章 覚悟の在処
48/329

#33 ギルドマスターとの語り合い

いつの間にかPVが20000に…


いつも、拙い文章を読んで頂き、ありがとうございます。


今回は、「情報」についてです。

脳内会議

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1、2、3「オリさん混乱なるの早すぎ!!戻れ!!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


怒られた…


でも、冷静にはなれたな。



さて、


「あの~確かに資料では、エルフの女性がギルドマスターらしいですけど・・・本物です?

本物だったら、失礼にはなるけど証拠を見せて下さいよ。」


「本当に失礼ね(笑)。じゃあ、証拠を見せるわよ。」


お~なんか強気だ。本当にギルドマスターかも…


「ねぇ、ロ~マン!!私、ここのギルドマスターだよね~!!」


おいおい・・・


「・・・チッ!!そうだ…ですね。あんたはここのギルドマスターだな。ギルマスとそこの男!!資料室では静かにしろ!!!」


め、めっちゃ怒ってる(>_<)


ト、ア「す、スミマセンでした!!」


ローマンさん怖いっす!!


・・・って、


「ギルマス…威厳無いっすね…」


「し、仕方ないのよ~…あの子怖いんだもん!」


怖いから2人とも小声で話してるけど……はぁ


「だもん!って、子供じゃないんだから…

それに、証拠ですけど、ギルドカード見せれば証明になったりしないんですか?」


「あっ!忘れてたわ~・・・」


「はぁ・・・(なんかどうでもよくなってきたけど…)、ローマンさんのこ・と・ばで、だいたい分かりましたけど・・・一応、見せて下さい…」


「む!一応、ってなによ~…まぁ、いいわ。じゃあ、『ステータスオープン』・・・はい、コレ!」


ふ~…では拝見っと…



名前:アイリーン・アイドル

種族:エルフ

年齢:256歳

ギルドランク:ギルドマスター(元S)

犯罪歴:なし



「・・・確かに、ギルドマスターですね…」


「むぅ…なんか反応薄すぎない!?」


「イヤ、さっきのアレ見せられると……ねぇ…」


「・・・そ、それもそうね(悲)

でも、信じてくれたわよね?」


「あっ、はい。証拠が2つもありましたから…

じゃあ、次の質問です。」


はぁ、疲れた…たった1つ質問しただけなのに・・・


「うん?なにかな?」


「なんで、俺に声を掛けたんですか?

いいわね…って」


「あ~、それは資料室に長時間こもってる稀有な人が、窓から見えたからよ。」


稀有って…


「そんなに居ないんですか?…使う人?」


「ほとんどいないわよ…たま~に、少し薬草の絵を見に来るぐらいらしいわ。」


「え? なんで?

こんなに有力な情報があるのに?」


「そうよね!だから、私は貴方が「良い」とおもったのよ!!」


うを、ちょっと食い気味にきた!!

顔!!顔が近いよ!!!


も、もちつけ・・・いや、落ち着け!!

す~は~す~は~・・・


「?…そこでなんで俺が「良い」になるんですか?」


「うん。応える前に、ちょっと質問するわね。

トール君は、何についての資料を読んでたの?

そして、その資料を読んだ理由(・・)はなにかしら?」


「え~と、読んだ資料は、街周辺の魔物についてと、スキルと魔法の種類と説明、最後に種族についてですね。


読んだ理由は、まず探索者になったばかりなので、街周辺の魔物…つまり、自分の脅威となるものの特徴を確認して、対策を立てるためです。


スキルと魔法は、魔物や人が敵になった場合の対策を立てるための追加情報として、また自分に有利なスキルや魔法を探す為ですね。


最後に種族ですが、先ほど言ったように敵は魔物だけとは限りません。盗賊とかいますからね…なので、少しでも敵対種族の情報を持ち、優位に戦えればと思って読みました。」



「ふ、ふ、ふ……それよ!!その心構えが「良い」と思たのよ!!」


「え?情報は武器ですよね?……違うんですか?」


「「情報は武器」良い言葉ね~。今度使わせてもらうわ。


それはそうと、今の探索者はね、先輩からしか情報を聞かなくなってきてるのよ~。嘆かわしいわ~…


調べろって言っても聞かないし…何を生き急いでるんだか・・・


トール君みたいに1日くらい情報を集めることに専念すればいいのに……」



「そうなんですか…俺が思うに人伝の情報って主観が入りすぎてて、信用ならないんですよね~。人に聞くことが、悪いとは思いませんが…」


「そうなのよね~。資料は、色んな情報を仕入れて、ほぼ客観的に作成されているから、判りやすくなってるのに…手軽さを求めちゃってるのね~。」



会話にでてきた主観っていうのは、例えばこういうこと・・・


---------------------------------------------------

ヴォルフと戦った先輩AとBがいたとする。


Aは「ヴォルフは弱かった。1人でも余裕。」と言った。

Bは「強襲されて、囲まれた。1人だと死んでた。」と言った。


この場合、Bの情報を聞いてると仲間を集めて、安全策を取ろうとするだろう。


だが、Aの情報だけだと、依頼達成時の金を分けなくていいので、1人で依頼を受けると言い出す奴もいるだろう。その時、Bの様な状況になったら、死ぬ確率が格段に上がる。


なので、他人の主観っていうのは、あまり信用出来ないと俺達は言っている。

---------------------------------------------------


「何か討論になっちゃったわね(笑)

でも、そういう考えを持てるから、私は「良い」といったのよ。」


「そういう事ですか。ということは、俺は誉められていたんですね。ありがとうございます。」


「ふふ…どういたしまして。

そんなキミに資料には無く、経験者しか語れない情報を話てあげる。」


「?…どんな事ですか?」



「それは・・・






“死と殺し”





についてよ…」




その時、空気が重くなるのを感じた・・・

次からはちょっと重いかも…

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