#12 ギルド登録にて
やっとギルド登録。
道を真っ直ぐ行って・・・
うわぁ、エルフにドワーフ、獣人がいる~~~!!!!
やべ~興奮して絶対、にやけてるよ、俺。
あ、あった。
来ました。探索ギルド!!
そう言えば、なぜ探索ギルドという名かと言うと、この世界の中央には大迷宮があり、メインが迷宮探索になるから探索ギルドになったらしい。
さて、入りますか。
ギッ!
ギルドの扉を開く。
人が少ないな…
あ~もう昼になるな。メシ食いにいってるのかな?
受付はどこかな~…わからん。
一番左のカウンターでいいか。
一番左のカウンターには、茶髪でショートボブにクリッとした目、それにちょっと身体の一部がザンネンな可愛い人がいた。
ポーカーフェイス…ポーカーフェイス…
「いらっしゃいませ。なんの御用でしょうか?」
「ギルド登録をお願いします。」
「かしこまりました。新規でよろしいでしょうか?」
「はい。」
「まず、犯罪歴を確認しますので、水晶に手を置いて下さい。」
「はい。」
俺は水晶に手を置いた……まあ、白だよね。
「はい、大丈夫です。では、こちらの項目の記入をお願いします。代筆は必要ですか?」
そう言いながら、受付嬢が記入用紙を出してきた。
保証書の時も紙だったが、スティアは普通に紙がある。(質はあまり良くないがな)
「いいえ、大丈夫です。」
俺は記入を始めた。
ええと、
名前:トール
年齢:15
種族:ヒューマン
出身地:ニホン(誰もわからんだろ…うん。)
これだけ?少な!
「はい。書けました。」
「少々お待ちください。」
少々待ちました(笑)
「お待たせしました。こちらがステータスプレートになります。このプレートに血を1滴垂らして下さい。それにより、使用者の固定と、ステータスプレートで所持スキルの確認が出来るようにます。」
あ~そうか、俺以外の人は何かしらのステータスプレートを作らないとスキル確認ができないんだった。
「こちらの針をお使い下さい。」
「ありがとうございます。」
俺はその針を使い、血をステータスプレートへ垂らした。
「はい。出来ましたので確認をお願いします。スキルを確認する際は、プレートを持ちながら『ステータスオープン』と言ってください。」
「はい。『ステータスオープン』」
名前:トール
種族:ヒューマン
年齢:15
ギルドランク:F
犯罪歴:無し
マスタースキル(Lv.10)
・『気配察知』・『気配消失』
・『威嚇』
レアスキル
・『融合Lv.6』・『天恵眼Lv.7』
・『すきと~るLv.7』・『隠蔽Lv.8』
・『心眼Lv.7』・『アイテムボックスLv.6』
スキル
・『透過Lv.8』・『算術Lv.4』
・『奪取Lv.5』・『体術Lv.5』
・『剣術Lv.3』・『並列思考Lv.6』
・『魔力操作Lv.7』・『合成Lv.6』
・『看破Lv.6』
魔法スキル
・『火魔法Lv.3』・『水魔法Lv.4』
・『地魔法Lv.3』・『風魔法Lv.4』
・『光魔法Lv.3』・『闇魔法Lv.3』
・『時空間魔法Lv.6』・『無魔法Lv.5』
ほぼ見なくても分かるけどね(笑)
「スキルを閉じる時は『ステータスクローズ』です。他者に見せる際に、隠したい項目は意識をすると隠すことが出来ます。」
「分かりました。『ステータスクローズ』」
一般的なスキルを確認して、見せる際のスキルを考えとかないと。でもレベルはごまかせねーよな~。俺の場合、スキルを使うと急にレベルが上がるしな…
あ、そういえば新しく出来た『隠蔽』って使えそうだな。あとで確認しよ。
「プレートの再発行には金貨1枚必要です。先ほど調べましたが、探索ギルドには本当に新規登録のようですので、今回は無料となります。勝手に調査をしてすみませんでした。詐称防止の為、ご了承ください。」
「分かりました。」
あんな情報だけでよく調べられたな!
なんかしらの魔道具があるのかもな…いらんけど!
「では、ギルドルールについて説明します。」
まだまだ続く。




