#11 ガクノ市到着
メンタルが・・・
・・・ガクノ市に着いた。
朝なのに俺の精神疲労がMAXに近い……
あ、門に馬車が並んでるな。俺も後ろにっと・・・
「次!」
お、呼ばれた。
「はい。」
「では、身分証の提示を。」
「持ってないので、保証金を払います。」
「無くしたのか?まあ、保証金を払うならそれでいいが…。詰所まで行って保証書を発行してもらえ。」
「分かりました。」
詰所まで行くんだが…
なんか警察に行くみたいで緊張するな・・・
「すみません。保証書の発行に来ました。」
「お、客か。そこに座ってくれ。あと、保証金の金貨1枚を用意しておいてくれ。」
そう言うと門番さんは棚から保証書を取り出した。
「はい、金貨1枚です。」
「じゃあ、そこの水晶に手を置いて。」
なんだこの水晶?
水晶に手を置く。
「おわっ!」
白く光ったぞ!これ!
「何をそんなにビックリしてるんだ?お、白か。犯罪歴無しと…」
犯罪歴の確認かよ!ビックリした~
「お前、文字は書けるか?」
「はい。」
神様から叩き込まれましたから(笑)
「じゃあ、ここに名前書いて。」
トールっと。
名字まで書くと貴族と間違われるからな。
「はい、書けました。」
「短い名だな?略称じゃないよな?」
「当たり前じゃないですか…」
「そりゃそうか。ほら、保証書だ。無くすなよ。有効期限は3日だから、すぐに領主館の詰所で市民カードを発行するか、商会ギルドか探索ギルドでカードを発行してもらえ。そのあと、この保証書とカードを持ってくれば、保証金を返金することが出来るぞ。忘れるな。」
「了解です。」
よし、じゃあ、あ・・・
「通ってよし。」
「あ、すみません。探索ギルドへはどうやって行けばいいのでしょうか?」
「ん?あぁ、この道を真っ直ぐ行くと大きな道が交差している。そこ付近に、剣と杖と盾が交差した絵が描いてある看板が掲げてある建物だ。」
「分かりました。ありがとうございます。」
さあ、ギルドに登録だ!
次回、ギルド登録だ。




