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すきと~る -えっ!視えるの?-  作者: 守りの神殿
第2章 覚悟の在処
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#6 遭遇と天恵眼

2話前の予告実行です。

え、マジで出来た!?


つーことは『透過』と『看破』って消えた?


ステータスオープン!


名前:日月(ひづき) (とおる)

種族:ヒューマン

年齢:15

犯罪歴:無し

レアスキル

・『融合Lv.6』・『天恵眼Lv.7』

スキル

・『透過Lv.8』・『算術Lv.4』

・『奪取Lv.5』・『体術Lv.5』

・『剣術Lv.2』・『並列思考Lv.6』

・『魔力操作Lv.7』・『合成Lv.6』

・『看破Lv.6』

魔法スキル

・『火魔法Lv.3』・『水魔法Lv.4』

・『地魔法Lv.3』・『風魔法Lv.4』

・『光魔法Lv.3』・『闇魔法Lv.3』


…消えてねーし。逆に増えてんじゃん!


でも、レアスキルか…なにが出来るんだろ?


『融合』の能力って合成魔法だけじゃないのか…


あー混乱してきた……


「グルルゥ…」



その唸り声に俺は後ろを振り返った。

そこには、狼がいた。


「マジか…ここにきて敵かよ。こっちは『天恵眼』とかでいっぱいなのに…」

と、俺の目に突然文字列が現れた。


敵対者

レアスキル

・なし

スキル

・『気配察知Lv.4』・『気配消失Lv.2』

・『威嚇Lv.3』


「な、なんだ?」

敵対者?狼のことか?

その下にスキルのステータス…


はっ!?もしかして『天恵眼』の能力か…

『看破』の能力が『透過』で強化された…そう考えれば納得はいくな。


「ガッ!!!」


「うっ・・・」

狼の『威嚇』か!ヤベ…足がすくんだ。


『威嚇』と同時に狼が爪を出して、飛びかかってきた。


「動け!!!!!!!!!」


自分に気合いを入れて萎縮状態を解除すると、ぎりぎりで狼の初撃を籠手で受け流してなんとか間合いをとることが出来た。


「あぶね!検証は後回しだ。まずは…」

そう言って俺は小太刀を抜き、戦闘態勢をとった。


狼は再度間合いを詰めて来て俺に飛びかかり、首を狙って噛みついてきた。

今度は冷静に流れを読み、攻撃を避けつつ、狼の頸動脈に刃を立てて振り抜いた。


振りぬいた勢いで間合いをとり、狼の動向を見た。

俺の攻撃は効いたハズだ…手応えはあった。


予想通り、狼はもう動かなかった。


「命を…奪ったんだよな」

今は気分が高揚してて、罪悪感が出てないだけかもな。


うし、剥ぎ取りするか。

剥ぎ取りの知識は一応頭に叩き込まれたからどうにか出来るだろう。


この狼、魔物か?

だったら使えそうな素材は、皮、牙、魔石くらいかな?


因みに魔石は魔物に必ずある。

心臓とは違い、無くなっても弱体化はするが死にはしないらしい。但し、ゴーレムなどは魔石で動いているので停止するんだと。

ついでに言っておくと、魔石は魔道具などに使われる為、皮などと違って粗悪品でも必ず換金はしてもらえる。


「うし、終わり」

素材は道具袋に入れ、残りは魔法で埋めた。

『水魔法』で手を洗って…



「にしても、『天恵眼』はスゲーな。脅威がみれるんだから…」

威力偵察とかに便利だよな。


でも、『透過』は人に付与されないスキルって神様が言ってたから…


俺しか持っていないんじゃね!?

スゲー、アドバンテージじゃん!!



「しかし『融合』はスゲーな…他にも出来るかな?」

次回もよろしくお願いいたします。

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