#9 俺の身体は特別製?
申し訳ございませんでした!!
23日に書き始め、難産や俺自身の体調により、大晦日になってしまいました!
それでは魔国編スタートです。
10の月20日
「はい、問題ないですね。どうぞお通り下さい。ようこそカーミュ魔国の首都…魔都キューチドゥへ」
門番の兵士にカードを見せ、俺たちはキューチドゥへと入った。
到着しましたよ、魔国!!
いやはや、今回の道程は長かった~…
2か月も移動してたよ。
まあ、その分色々頑張ったけどね。
聞いてくれ…色々と新事実が出てきたんだよ。
まずはティアとエルザの状態を視てくれ。
---------------------------------------------------
名前:セレスティア
種族:エルフ
年齢:167歳
職業:探索者-ランクB(限定)「日月」
犯罪歴:無し
レアスキル
・『心眼Lv.7』・『融合Lv.7(new)』
・『すきと~るLv.7(new)』・『天恵眼Lv.7(new)』
・『隠蔽Lv.6(new)』・『アイテムボックスLv.6(new)』
・『人物鑑定Lv.5(new)』・『物品鑑定Lv.4(new)』
・『魔物鑑定Lv.5(new)』・『薬剤Lv.4(new)』
・『服飾Lv.2(new)』
スキル
・『弓術Lv.7』・『杖術Lv.5』
・『気配察知Lv.6』・『気配消失Lv.5』
・『看破Lv.7』・『魔力操作Lv.7』
・『並列思考Lv.7』・『接客Lv.3』
・『算術Lv.3』・『異常状態耐性Lv.4』
・『魔物知識Lv.3』・『物品知識Lv.3』
・『調合Lv.3』・『異常状態付与Lv.2』
・『裁縫Lv.1』・『合成Lv.6(↑)』
・『性技Lv.6(↑)』・『透過Lv.7(new)』
・『奪取Lv.7(new)』・『剣術Lv.4(new)』
・『体術Lv.2(new)』
魔法スキル
・『無魔法Lv.7』・『水魔法Lv.7(↑)』
・『風魔法Lv.5』・『光魔法Lv.7』
・『火魔法Lv.6』・『地魔法Lv.5』
・『闇魔法Lv.9(↑)』・『時空間魔法Lv.5』
・『虚無魔法Lv.5(↑)』
---------------------------------------------------
---------------------------------------------------
名前:エルザ(・コリント・マレノ)
種族:ハーフビースト(ヒューマン+獣人)
年齢:14歳
職業:元マレノ王国第4王女
探索者-ランクB(限定)「日月」
犯罪歴:無し
レアスキル
・『心眼Lv.7』
スキル
・『気配察知Lv.7』・『看破Lv.7』
・『算術Lv.6』・『異常状態耐性Lv.6』
・『魔力操作Lv.6』・『舞踏Lv.6』
・『接客Lv.5』・『魔物知識Lv.3』
・『物品知識Lv.4』・『並列思考Lv.6』
・『剣術Lv.7』・『盾術Lv.7(↑)』
・『突撃Lv.5』・『威嚇Lv.6』
・『騎乗Lv.4』・『指揮Lv.4』
・『体術Lv.5』・『槍術Lv.7(↑)』
・『斧術Lv.3』・『鎌術Lv.3』
・『鞭術Lv.3』・『鎚術Lv.3』
・『弓術Lv.3』・『棒術Lv.3』
・『杖術Lv.3』・『性技Lv.6(↑)』
・『合成Lv.5(↑)』
魔法スキル
・『無魔法Lv.6』・『火魔法Lv.6(↑)』
・『水魔法Lv.5(↑)』・『風魔法Lv.5(↑)』
・『地魔法Lv.5(↑)』・『光魔法Lv.6(↑)』
・『闇魔法Lv.5(↑)』・『時空間魔法Lv.4(↑)』
・『虚無魔法Lv.4(↑)』
---------------------------------------------------
…お分かり頂けただろうか・・・
そうです!!遂にティアが『すきと~る』を発現しました!!
いやー、感動して涙が…
なーんてことは無いんですよね~
新事実がというか問題が出てきまして…
まず1つ、スキル融合がとんでもなく魔力を喰うこと。
ティアが2つレアスキルを『融合』で発現させたら、魔力使いきって気絶したんだよ!!
俺、初っぱなから魔力量おかしかったのかな?
次に2つ目、『すきと~る』の奪ったスキルのレベルアップは和では無く、奪ったレベルの蓄積で起こるという事実。
もうちょっと詳しく説明しよう。例えば『剣術』を奪ったとする。しかし、『剣術Lv.1』がスキル欄にすぐ追加される訳ではない。検証した結果、「Lv.1×10」のレベル蓄積が必要だと判った。
検証結果からの推測になるが、『すきと~る』でのレベルアップ推移を軽く下にまとめてみた。
『何も無い状態』→『剣術』Lv.10分蓄積→
『剣術Lv.1』獲得→『剣術』Lv.20分蓄積→
『剣術Lv.2』獲得→・・・→
『剣術』Lv.100分蓄積→『剣術』がマスターに
という具合だ。因みにこの法則にレアとノーマルの違いはない。
つまりLv.0からLv.10にするのに合計でLv.550分奪う必要があるわけだ。
魔石が足りねーよ!!使いきっちゃったよ!!
つか、俺やっぱりおかしくね!?
いや、悪いわけではないが…やっぱり原因?要因?は肉体を造った神か?
まあ、推測は行ったが、答えは出ないまま…
なので、良い方の影響だからとりあえず放っておこうと思う。
問題はあったが皆には早目に進化を目指してもらおう…
進化すれば状況が変わるかも知れないからね。
次に俺のことだが、この2か月は各種スキルの能力を確認してました。
Lv.10の力は、ほぼ理解出来たと言っておこう。面白い効果のスキルもあったが、ここでは言わねーよ。お楽しみに!!
・・・仕方ないなー。
言えるやつで、1つ挙げるとするなら、『武神』だな。
単純に武術を極めて発現しただけで飾りに見えていた保持者だったが、ナメていたね。
言葉にするのは難しいが、まとめて言うなら身体の動きや力の伝達等の最適解を瞬時に弾き出して戦うことが出来るスキルが『武神』だ。
いや、バカにしちゃ駄目だぜ。これ結構重要だから!!
簡単に言うと、この能力の有無で鉄剣での斬鉄が出来る出来ないが決まるからね!!
くっ!!伝わらないか…
もう少し噛み砕くと、この能力で攻撃力や瞬発力、間合い等が50%前後上昇すると言ったら判るか?
まあ、この50%もノーマルの状態での比較だから色々やれば、まだまだ上がる。
判ったか?…判って下さい!!お願いします!!
「・・・いっ!!おいっ!!どうした、トール!!」
「ん?エルザ、どうした?」
「どうした?じゃない!!」
「いきなり立ち止まったと思えば、空を見てボーッとしておったのじゃ。
その後も笑顔になったり、苦笑いしたりと顔がコロコロと換わっておったぞ。
正直、気味が悪かったのじゃ…」
「なっ、なん…だと…」
俺はティアの発言に愕然とし、地に手と膝を付いた。
「ハァ、ここでこれ以上立ち止まっていると人に迷惑が掛かる。日も暮れてきたことだし、ギルドは明日にして今日は宿でゆっくりしよう。トールも立て。行くぞ」
エルザはそう言うと、街の中央へ歩き出し、ティアもそれを追うように歩いて行った。
「おーい、置いてくなよ~」
俺も立ち直り、すぐ2人のあとを追った。
さーて、魔国では何をやらされるんですかね?
次回、依頼が決まります。




