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すきと~る -えっ!視えるの?-  作者: 守りの神殿
第3章 王国の戦友
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#18 作戦…特攻!!

ちょい短めです。


前回間違って2話投稿してしまった。

ストックの影響で今日になっちゃいました。

すみません。

はい、所変わって会食中。


あのあと、ルシアン騎士団長が軍配を上げ、俺の勝利で模擬戦は幕を閉じた。

そしたら興奮した王族の皆さんからもみくちゃにされ、あれよあれよという間に会食という流れになってしまった。

ティアには怒られるし、散々でしたよ…はい、俺が自重しなかったのが悪かったです。



・・・



「いやー、それにしてもトール君の最後の一撃は凄かったな!!私も久々に興奮したぞ!!」

これ王様ね。何かニコニコしながら話掛けられてます。性格が最初より軽くなってないか?


「そうですよね!!私もあんなに速い魔法を見るのは初めてでした!!トールさん、出来ればどのような魔法か教えてくれませんか!?」

ブラッドフォード殿下も興奮して魔法バカ全開ですね。


「ブラッド、トール殿に失礼だろう。少しは遠慮をしろ」

アルフォンス殿下、貴方は俺の味方なのです。


「あら、わたくしも知りたいのですけど…ダメですか?トールさん」

メロディ王女が話題に乗っかってきた。


「あー…構いませんよ。あれはですね・・・」

と、『流星』を王族の皆さんに説明していった。

王様や王妃たちを見渡していたら、エルザ王女に顔を反らされた。お兄さんをぶっ飛ばしたのが気にくわなかったのかな?


まあ、それ以外何事も…

いや、質問責めにされたから料理の味が分からなかったのが悔やまれる。ステーキとかあったんだけどな…

それと、ステータスのことも聞かれたが、スキルレベルが高いで誤魔化した…誤魔化せたよね?



・・・



「おほん!!さて、それでは今後の話をして解散するとしようか。クリフォード、トール殿に概要を」


「はい。俺たち討伐部隊は南東にあるコガネ山脈の坑道を目指す。移動時間は約5日。目標はソザートン元伯爵らの貴族。生死は問わない。敵の編成はアンデット多数。対して俺たちの部隊は500名に探索者50名の計550名の予定。その内70名で中央突破し、目標を短期で討伐する。トールはこの70名の中に入ってもらう。ここまではいいか?」


「はい。問題ないです。続けて下さい」

うん。俺たちの言葉遣いが気持ち悪く感じる。

仕方ないじゃないか。真面目な話なんだよ!!場所はわきまえますよ。


「これは最新の情報だが、ソザートンはオーガやトロールの死体を手に入れたらしい。こいつらは元脅威度ランクAだが、アンデット化によってランクBになっているはずだ。だが、力はBでも痛みを感じない分厄介さはAとも言われている」


「質問。アンデット化すると弱体化するんですか?」


「ああ、結構前に研究されたらしいんだが、アンデット化した人が元のスキルを持ったままで復活したことがいくつかの凡例により判明した。ただ、スキルを持ってても技のキレが落ちていることからスキルレベルは下がっているのではと言われている。また、生産系のスキルはその話が対応しているかは不明とのことだ」


「へー…あと、ずっと疑問だったんだが、アンデットのゾンビやスケルトン、さっきのオーガとかは獣人が使ってた言葉じゃないですよね?魔物の名前は獣人が決めたと聞いたんですが、なんで違うんでしょうか?」


「ああ、それは獣系の魔物のみに言えることなんだよ。なんでも獣は先祖だから尊厳の意味を込めて獣人族の言葉を押したらしい。他の魔物はどうでもいいみたいだったから、共通言語になったとのことだ」


「ふーん…あ、話を切ってすみません。続きをお願いします」


「あとは攻撃方法だが、遠距離での浄化魔法や『光魔法』による攻撃から入り、接近してきたら隊やパーティー、個人で対応することになる。俺たちは遠距離攻撃を一点集中してそこに特攻する。以上だ」


「言葉で言うと簡単に聞こえますが…結構キツイですね。まあ、作戦は判りました。あと、報酬ですが…」


「それは依頼者である私が説明しよう」

今度はクリフに変わって、王様が話始めた。


「今回は緊急依頼ということで報酬は探索者1人に10万モルを渡す。素材は倒した者が受け取れるようになっている。君たちにはそれに加え、3つほど店への口利きや品物を用意するので、好きなものを言ってくれ。こちらも無理なことがあるので、優先順位をつけて5つくらい考えておいてくれると助かる」


「え、結構凄い報酬ですが、いいんですか?」


「構わんよ。君たちとの繋がりを考えると安いものだ」

おう…ぶっちゃけますね王様。まあ、打算が無いよりも有る方が相手のことが分かりやすくていいけどね。


「・・・あ、あと食事やテント、夜の見はりはどうするんですか?」


「ああ、食事は炊き出しをし、見はりはこちらの騎士がするから心配するな。切り札のお前はゆっくりしていろ。テントは各自用意となっているのでそこは任せた」

クリフ…口調が戻ってきてるよ。本当に苦手なんだな。


「了解です。自分の質問は終わりですが、他に何かありますか?」


「そうだな。ああ、出発は6の月3日、2の鐘が鳴る頃。集合場所はラウンド市に繋がる南門の外だ」


「ハハハ…結構重要なことを忘れてましたね。判りました」


「ふむ、もういいかな?では、トール殿、セレスティア殿。よろしく頼むぞ」


「「はい!!」」


こうして俺たちは出発日まで買い物や休息、ちょっとした訓練をして過ごし、当日を迎えることになる。



~side ???~


忌々しい…ワレワレは国の為に…いやオワッタことはどうでもいい。


アノ愚か者はワレワレを殺しに来る。


慈悲ハない…容赦モナイ…


ワレワレのチカラで…


キサマが守ろうとしているモノを壊してくれよう…


ワレワレがシを撒き散らそう…


ワレワレ…ワレワレ…ワレワレ………ガスベテヲオワラセル・・・


預金:887万2900モル

※所持金:5万モル、計892万2900モル


・昼食:3600モル、食材等:2万モル

・宿の2泊分返金:9000モル


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