#1 始まりは死亡!?
はじまり、はじまり
「やっちまった~!!」
俺、死んじゃいました。
俺こと日月 透は、高校生になったばっかりの15歳。容姿は普通と言われたことが多々あり、自信なんてありませんがな!性格は自己主張が少ない所謂「ゆとり世代」の性格ですね。
そんな俺でも、恋の1つや2つはするんですよ。恋人がいたことは無いですが…
その日は学校の職員会議で半日授業。そりゃウキウキでしたよ。
なのに…帰り道、目の前には入学初日に一目惚れした川添 咲良が男と二人で歩いてるではあ~りませんか。
俺はその二人の関係性を調べるために尾行。…良い子は真似するなよ!!
学校から10分程の交差点で、突然相手の男が川添さんの手を引いて走り出した。その時川添さんが
「ちょっとお兄ちゃん!」
と言ったのを聞いて俺は安堵した。これが運命の分岐点だった。
川添さんのお兄さんが走ったのは、信号が変わるのに気づいた為だった。信号が変わった時、俺は安堵したことが原因で立ち止まっており、まだ車道にいた。それと同時にトラックが法定速度(多分)で交差点に進入してきたのが見えた。俺のことが『見えていなかった』運転手は速度を落とすこと無く、俺は轢かれた。
俺は…死んだ。
不定期更新です。なるべく早く投稿できるように頑張ります。