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(がんじがらめ・最後のページに)
忌わしい記憶の影に怯える君の心に気付いていても
気付いていない振りをする
いつか君の口から聞かせてもらえる
その日まで待ち続けたい
それが訪れた時、俺は正気でいられるのだろうか?
自信なんかないけど一緒に乗り越えたい
そんなふうに思えるのも君の存在のおかげ
素直な心のまま君の隣に
ずっと一緒に
苦痛に怯え脱皮を繰り返し
人は生きる
誰かの為じゃなく
自分の為に
苦しくても未来の為
未来の自分の為に
今を賢明に生きる
こんなもんかな?
誤魔化してみても
何かが物足りない
水面を器用に歩くアメンボみたいに
もっと器用に生きられると楽なのに
最後まで不器用なのかな?
ゴメンネ
そんな言葉を並べてみても
虚しいだけ
嘘、偽りのない気持ちなんて
あるわけないって君は笑うけど
本当にそうなのかな?
きっとどこかにあるはず
それを僕は信じたい
信じるだけなら
誰にも迷惑はかからない
誰かに押し付けるつもりも
これっぽっちもないし
君にだって‥‥‥
最後の出会いの節目に
ありがとうを送りたい
今までありがとうございました。
覗いてくれた人感謝します。




