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フワフワ  作者: 花子
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 ショックを隠せない

そうか、そうなんだ

「知らなかったの」

馬鹿にした言葉すら耳を素通り

みのむしの中身って

蛾の幼虫だったなんて‥‥‥


真っ直ぐに伸びるこの道は

どこまでも続いているのだろう

道端に転がった石ころを蹴飛ばしながら

いろんなことが頭を過ぎる

明日も明後日もずっとこんなふうに

歩いているのだろう

世の中が平和な限り

日常に変化がない限り

いつまでも

永遠に

変わらないことが一番幸せなこと

それに人はいつ気付くのだろう


 戻っておいで

きっと大丈夫

きっと、きっと、きっと大丈夫

優しい世界が待っている

君にとっての優しいの意味は

僕は知らないけど

それでも

本当に本当だよ

嘘なんかじゃない

君にとっての優しい世界が待っているよ

待っている人がたくさんいるよ

これを祈りに変えて

僕は待っているから

君の帰りを

信じている

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