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フワフワ  作者: 花子
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 ナマケモノ

 飽きっぽい性格に

あっちもこっちも

なんか無理なくせに

どうしてかな?

気持ちはあるんだけど‥‥‥

怠け者が顔を覗かせる


 空いた時間はナマケモノみたいに

木にぶら下がっていたい

できたら青空の下で

暖かい風を受け

鳥の囀りに耳を傾けながら

ナマケモノになりたい


 テレビの電源を落とした世界は

時がゆっくり流れ出す

時計の針が時を刻む音に

部屋は支配され

目を閉じると

車が行き交う外の世界が

部屋の中に流れ込む

ぼんやりして落ち着く時間

 テレビの電源を入れた瞬間

元の世界に逆戻り


 滑稽なまでに頑張ってみても

誰も褒めてはくれないけど

そんな自分が一番好き

耳を傾け動く手だけじゃ

物足りないから

向き合って会話を

楽しむ

一つのことじゃなく

二つのことがいっぺんに出来たら

良いのに

不器用だからそれは無理か?


 木漏れ日に励まされ

又動き出す

いつもの場所の

いつもの位置に

白い鳩が止まっていた

目を離せないのはお互い様

いつまでも

いつまでも

視線を逸したほうがきっと負け

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