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フワフワ  作者: 花子
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 目の前が真っ白になる

こんなことが本当に起こるなんて

想像もしてみなかった

 それはちょっと違うかもしれない

想像ぐらいはしたかも

実際に起きたら

動けない

これが現実

心も身体もフリーズしたけど

頭は覚醒し動きだした


 今起きた現実から目を背けたくなるけど

二度目の衝撃から逃れられない

嘘みたいな現実

いくら注意しても

相手が適当だったら巻き込まれる


 一日の終わりが一番ホッとするけど

君の居ない部屋には帰りたくない

  誤算で成立した別れ

罪悪感と不安な気持ちが交差する

孤独に耐えられず

醜い影にすらもたれ掛かってしまう

  ずっと先を歩く君はもう

僕のことなんかすっかり忘れ去り

振り向いてもくれない

君を優しく包み込んでいる強いパワーに

側に居た頃、気づくことはなかった

   後悔している心を

未だ受け入れられない僕は

一人夜の街に立ち尽くしている


 空から降り注ぐ雨に

絶望にも似た挫折の影を流してほしい

もう無理

もうこれでいいんじゃないか?

そればっかり

それでもしがみつく気持ちも捨てられない


 適当に全てを流せたら

どんなに楽だろう

甘えた心じゃきっと

あの蓑虫以下になっちゃうかな?

 強い風に吹かれても

 強い雨に打たれても

負けない姿が羨ましい

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