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フワフワ  作者: 花子
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 辛いのはみんな同じ

でもそれを顔に出さず生きている

羨ましいなんて思う前に

相手の立場を考えてみるのも

必要

人を羨むなんてバカバカしいって

気づくから


 なだらかな坂を駆け下り

息を切らす

嘘‥‥‥こんなはずじゃ

何気ない日常に潜む

虚しさの意味

駆け下りた分

叫びたい気持ちを押し隠し

自分の存在すら意味をもたない

それでも必要とされている間は幸せ

されなくなったら

どうなるんだろう?


 君を想う時、

天に輝く星に乗せる想い

僕と君しか知らないメッセージ

誰にも気づかれることのないメッセージ

月は気付いていても知らんぷり

そして静かに笑みを漏らす


 寒さに震えながら

突然の冬の訪れに

短い秋の存在が惨めになる

まだ焼き芋だって焼いてないのに‥‥‥

まだ書いていないのに‥‥‥

今更慌ててみても仕方ない

寒くても焼き芋は焼けるし

まぁーいいか

 歩道に落ちた鳩の死骸は

寒さの為

剥製みたいに固まっている

埋めてあげれるといいのに‥‥‥


「そんな風に鳴かないの」

声を掛けてみても

この寒さはなんともならない

だったらせめて玄関の中においで

 その声には知らんぷり

寒いのは誰のせいでもないから

そんな悲しい声で鳴かないで

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