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フワフワ  作者: 花子
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 気難しい感情が溢れ出して止まらない

テレビから流れるニュース

嫌でも耳から入ってくる

みんな我が儘じゃなかったらこんなことにはならないのに?

どうしてみんな我が儘になるんだろう

見たくなくて消しちゃう自分も我儘だけど


 甘い匂いは苦手‥‥‥

空中をフワフワ漂う時間は我慢我慢

窓を開け放ちたいけど

嫌味に見える態度は取りたくない

いい香りでしょう

なんて嬉しそうに目の前で言われたら

そうだね

って苦笑いしか出てこない


 少し日に焼けた背中の肌に

水色のタンクトップ

後ろで重ねた両手が前より

力強く見える

一つに纏めた毛束から

溢れる後れ毛が潮風に揺れる

君がなにを言い出すのか?

波の音を聞きながら待っている

夏の終わりに迎えるのは

継続か別れか?


 逆剥けを引っ張ったのは

なんとなく

走った痛みに顔を顰めても

遅すぎた出来事

心臓がそこに移動したみたいに

ドキドキを繰り返す

これが左手だったら

よかったのに・・・

後悔しても始まらないか




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