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フワフワ  作者: 花子
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 相変わらず適当でお手上げ

塗り潰したはずの心の隙間から漏れ出す不満

モヤモヤした感情から目が放せない

何度繰り返してみても

変化の一つもみいだせない

らしくない自分も悪くない


 見上げた大木の枝の隙間から

入り込む陽の光に

目を細め

自然の懐の広さを感じ

鼓動が高鳴った


 降りそそぐ星空を目にした瞬間

明日は僕らに手招きをする

信じるものすべてが

形を変え静寂に支配され

辿る場所を見失った僕ら

差し伸べられた希望の光を

誰一人見逃せない


 空を見上げる気持ちよさ

小さな幸せがあれば笑顔になれる

面白い形の雲

自由に羽ばたく鳥の群れ

いつも散歩しているお爺ちゃん

刈り取りを終えた田んぼ

目に飛び込んでくる光景のすべてが

幸せを与えてくれる


 雨上がりの木の枝でキラキラ輝く蜘蛛の巣

細い糸にたくさんの水滴が絡みついている

このくらい楽しみが素敵

ハナミズキの赤い実もキラキラ

私の想いを受け止めて下さい

花言葉を思い出す

太陽の代わりのキラキラを探すのも悪くない

悪戯心が顔を出す

「早く行こう」

リールを引く手を無視する態度

傘の先端でつついた木の枝から

一気に落ちる水滴

ボトボトボト

音と共に一気に落ちた水滴

ゴメンね

悪気はなかったんだ

刺激的だった?

プルプルやったらこっちまで飛んでくるでしょう

飛んできた水滴に‥‥‥

がっかり

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