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フワフワ  作者: 花子
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 眠り

 眠りたい時には眠れないのに

眠けは突然襲ってくる

 甘いぼんやりにうっとりしながら

アクビを何度も繰り返す

眠っちゃうと夜眠れないから

我慢我慢

もう我が儘なんだから、

眠りもコントロールできるといいな


 風の唸り声が少しづつ近づいている

雨音にうんざりしながら

遠くで救急車の音が響く

止まない車の音は帰りを急いでいるみたい

   みんな無事におかえり

 こんな時、人の心は弱い

明日はきっと植物に力がみなぎっているだろう

      稲は大丈夫かな?



 昔、昔、人の者を欲しがっちゃ駄目って教わった

誰に?先生、両親、お婆ちゃん、いろんな人に

ちゃんと誰かが見ている

冷ややかな視線で‥‥‥ほら見ているよ 

 災いはいつか自身を襲うだろう

その時笑顔でおかえりって迎えてあげられる?

壊した責任はもっと重いもの

繰り返す災いを自分の足元で止める勇気ある?

簡単に誘惑に落ない心があったら

今更だけど恥じる気持ちがあったら

心の中の欠片がスッポリ抜け落ちていく


 薄皮を剥いだらきっと緑色のスライムみたいな皮膚が

見えるかも

そうな風にいつも見てしまう

顔を変えてみてもカエルに見えるのは

ちっとも変わらない

 最近は隣にいる人もカエル

いつかカエルの合唱が聞こえるかも

そんな風に楽しむのも悪くない

でも本当は

本物のカエルの方が純粋なハートを

持ち合わせている

迷い惑わされ中身はきっと

ドス黒い汚い血が流れているのかな?

 好奇心はろくでなしを生み出す



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