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フワフワ  作者: 花子
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 きらきら星は誰のもの?

誰のものでもない

夜空を見上げるみんなのもの

遮る光がなかったらもっと輝きが増すのに

もったいない

ネオンなんかじゃ得られない

幸せな時を与えてもらえるのに

 真っ暗な世界は有り得ないけど

年に一度ぐらいはあるといいな

無理なことは知っているけど‥‥‥

深く掘り下げ考えてみると有り得ない

そうだ

田舎に行くのがいいか?


 豪快に暗闇を抜けボクらはやってきた

ワクワク感を顔に滲ませ

憧れを抱き

目にした光景全てに目を奪われ驚きを隠せない

楽しい時間はあっと言う間に終りを告げ

罪悪感に襲われる

時間の経過と共に

気持ちは元の世界を求め彷徨う

たった一つの故郷

青い光で包まれていたのは過去の姿

今は暗闇に覆われているけど

これからボクらの力でなんとか

やり直せるといいな

 諦めるより

 他に求めるより

 自分達の手でなんとか


哀れみに溜息を漏らし

好奇心に苦々しい思いをする

偉い人の言葉に噂話は心が

空っぽになるから

やめた方がいいと書いてあったのに

すぐ覗きたくなる

これは一種の病気かな?


 萎れた赤い葉っぱの中の誇らしげな

真っ赤な実

しっかり目を凝らさないと気づかない

太陽に向かい伸ばした枝の先には

新しい葉っぱが輝いている

生まれ変わる神秘

いい加減だったり適当だったり

そんなことで成り立っている日常に

見つけた小さな幸せ



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