15
一人居たたまれず訪れた君の部屋
居心地の悪るさに
薄暗い森の奥深く住み着いた魔女を思わせる
帰る場所を放棄し
壊した馬鹿な自分を今更恥じたところで
なに一つ取り戻せやしない
物分りの悪い大人だと笑えない現実に
破滅を身に纏い
君の部屋のドアを叩いた
これは君と僕に課せられた醜い罰
深い闇に飲み込まれ
傷を舐めあう二人は一つに溶け出す
共犯者すら僕らに冷たい視線を送り
冷ややかな苦笑い
逃げ出したい衝動にかられてみても
足首に巻き付いた君の怨念から
逃げ出す術を僕は知らない
こんぺいとう
星に見立てた、こんぺいとうを口に一つ
放り込み甘ったるい気分にしたり
満更悪くない感情に溺れる
足の指先に残る痺れは
さっき階段でぶつけたもの
二度目はさすがに顔から転んだりしないけど
咄嗟についた手の平が痛い
三度目はないよね
川のせせらぎに耳を澄ませ
橋の上から覗きこんだ水面を器用に歩くアメンボ
甲羅干しする動かない亀をじっと眺め
ワクワクした気分が溢れてくる
亀飼いたい。でも大変だろうなー
時間はみんな平等に流れていく
目の前に広がる稲を眺め一面の緑に目を奪われ
極上な幸せについて考えてみる
欲しいものは動きださないと手に入れられない
頭の中の引き出しが空っぽだから
今は閉め切った状態
影と分離したら一つじゃなくて
二つになれる
そしたら私を手助けしてね