私、旅に出る
私は実は勇者なのかもしれない。
と、常日頃感じてしまう。
どこかの王様に命じられて、魔王を倒すことになってるのかもしれない。
また、母親を殺されたために魔王を倒すことになっているのかも・・・
と、常日頃考えてしまう。
私の母親は私が7歳の頃、キノコ狩りしていたときに、カエンタケを食べてしまい、死んでしまったのだ。
私はその時、ショックで数日寝込んでしまった。
そして、私が社会人になって、一人暮らしを初めて、ようやく気付いたのだ。
私は勇者なのかもしれない!そうだ!母親が死んだのは魔王が母親を誘惑してカエンタケを食べさせたのだ!
と、私は考えた。
そして私は面接15回目でやっとの思いで受かった会社を辞め、旅支度をした。
カバンの中には、
金属バット
懐中電灯
携帯電話
非常食(8割方堅パン)
水筒(もちろん中身は麦茶)
音楽プレーヤー(通称デブ)
地図(観光ガイド)
コンパス
財布(1万820円と50度数のテレホンカード)
歯ブラシ
家の鍵
と、結構詰め込んだ気がするも、意外とカバンにホイホイ入った。
ついに私は、魔王討伐の旅に出るのだ・・・!
と考えてしまうと、ついにやけてしまい、自分で自分が恥ずかしかった。
私は、ご丁寧に家の電気を消して、家の鍵をしめて、魔王討伐の旅に出たのだ。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
連載物ですけど、長く続くとは思いません。きっと。
よろしくお願いします。




