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7 「顛末」
吉田恵一を追っていた若衆が通報し事件は発覚した。殺害されたのは留守居の組員17名、先に吉田を連れて戻った組員3名、境、田村、吉田、計23人である。
吉田はリンチを受けて、撲殺されていた。後の調査で、通報前に若衆らが殺害したことがわかった。遺体は実家の家族に引き取られ、懇ろに弔われた。組員殺害の方法は、司法解剖してもわからなかった。殺害方法が、都内で数件起きていた、任侠事務所襲撃事件の被害者と似通っていたため、同一犯の犯行とされた。その後同様の襲撃事件が発生しなかったこともあり、境・田村両名は、事件に深く関わっていると思われたが、二人は身分を示すものを所持しておらず、その素性は結局わからなかった。二人の遺体は無縁仏として葬られた。
「自己中心的なことは7つの大罪の根源と思われる件」完
いかがですかね。
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