第2話 裏sideフローリア
私はサウスランド王国の第一王女フローリア
私は7歳のころに隣国との関係を強化するために隣国ウエストランド王国の第一王子アルベルトと婚約をすることになりました。
ウエストランド王国のアルベルト王子は素敵な人だったのです。
隣国から輿入れしたばかりの私にやさしくしてくれたのです。
私が10歳を過ぎたあたりから、2国間の関係を円滑にするために、
農民たちに声をかけ技術指導をして生活を改善させたすごい人だったのです。 (実際は10歳過ぎて関心がフローリアから離れたため)
国の中でも全然知っている人がいないのにどうしてそんな技術を伝えることができるのかしら?
そして悲劇は突然起こった。
それは私が15歳になり、アルベルト王子と私の成人したダンスパーティーで起きたことだったのです。
突然私は婚約破棄を告げられたのです。
フローリアはサウスランド王国も厳選してフローリアの教育係を選んだのです。
その努力があって、彼女は第一王子妃にふさわしい教養と人望と身分を兼ね備えた絶世の美女に成長したのです。
唯一の誤算はアルベルトはロリコンだった。
10歳のころまでは良かったのですが、10歳過ぎてからはフローリアに対しての関心が薄れたのです。
そして婚約破棄を告げられたのです。
ふたりの婚約は国家間で決めたことです。
落ち度もないのに一方的に婚約破棄をされ、サウスランド王国は当然猛抗議をしました。
そしてウエストランド王国側も突然の暴挙にアルベルト王子を幽閉して王太子の身分をはく奪をしたのです。
だが、それに猛抗議したものがいたのです。
彼の下心で行ったことだったのだが、彼によって技術指導をされた農村の農民たちだったのです。
国民の7割が同調するという反乱ともいえるレベルだったのです。
技術指導により生活水準が改善された農民たちは王子を崇拝するレベルで支持していたのです。
そして、幽閉と身分はく奪を取り下げ、サウスランド王国も抗議を取り下げたのでした。
もう私はあの人のことなんて考えたくないわ……。