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応募中  作者: もっさん
9/9

異世界編⑤

お茶をズズッと彼女は飲む。

だから、それを真似てズズッと飲んだ。

「じゃあ、君の話を聴こうか。」

彼女は優しく微笑んだ。

ドキッとした。

顔を直視する事ができなかった。

だから、彼女の方にあるお茶の水面を見た。

「え、えーと、日本から来ました。水城裕也です。14歳です。職業はが、学生です。」

学校に行ってないのに学生と言ってよかったのだろうかと思った。

「ねぇ、裕也。」

そう言うと彼女は立ち上がり、腕伸ばし,,,

その両手は顎に触れ、顔が上がる。

そこには、彼女の顔がすぐそこにあった。

近いと思ったが、それを声には出せなかった。

「人と話すときは相手の顔を視ようよ。」

「わ、分かったから。」

恥ずかしくて、早口になった。

「よろしい。」

ニコッと笑い、手を離し再び椅子に座る。

顔が熱い。心臓がドクドクする。

顔を正面に戻す。

ゆっくりゆっくりと顔を上げた。

そして、彼女の顔を捉えた。

彼女は頬づえをついて、いたずらっ子のように笑みを浮かべ待っていた。

「やっとこっち視たね。」

「それでそれで、日本ってどこ!」

キラキラした目で聞いてきた。

「え。」

なんか、この子よくわからないと思った。

そして、彼女による質問責めはとことん続いた。




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